
ダバオ市政府は、市災害リスク管理局(以下CDRRMO)を通じて、トリルおよび周辺のバランガイにおける効率的な緊急対応のために、「セントラル911・衛生ステーション」を開設した。
この「セントラル911・トリル・衛生ステーション」は、トリルのラサイ通りに設置されており、トリル消防署およびリンガップ・トリルに隣接している。
CDRRMOの責任者であるアルフレド・バルラン氏は、ダバオ市中心部以外の各地に「セントラル911」のサブステーションを設置する目的について、「地域社会へのサービスを効率化し、災害や緊急時のより迅速かつ効果的な災害対応と防災体制を確保することにある」と述べた。
トリルに設置された「セントラル911衛生ステーション」は、市内で5か所目の「CDRRMO–セントラル911」の衛生拠点となる。
このステーションでは、本部と同様に救急医療サービスを含む各種サービスが提供されており、緊急対応用の救急車も常駐している。また、災害や緊急時に対応するための必要な装備が整っており、捜索救助チームも支援に備えて待機している。
ダバオ市のセバスチャン・ドゥテルテ市長は、バルラン氏によって代読されたメッセージの中で、「この衛生ステーションの設置は、市の日常業務における機動力、対応力、効率性を拡充・向上させようとする継続的な取り組みの証である」と述べ、さらに「これにより、特に遠隔地においても、緊急の医療ケアや救助のニーズに迅速に対応できるようになります」と語った。
トリルの他にも、「セントラル911」はバガニハン、カリナン、パナカン、カバンティアンにもサブステーションを設置している。
また、CDRRMOは今後、ラサンおよびマラボグに新たな「セントラル911・衛生ステーション」を設置することも視野に入れている。
ダバオ市政府はCDRRMOを通じて、災害や緊急時におけるサービス提供の効率化を目指し、引き続き緊急対応体制の強化と防災準備プログラムの充実を進めていく。