
アルソンズ・ディベロップメント・アンド・インベストメント社(以下、Alsons Dev)は、CUREフィリピン(通称:ティーボウCUREチルドレンズホスピタル、以下CURE)と提携し、治療可能な疾患を抱える子どもたちに無償で外科的治療を提供することを発表した。
この提携は、4月8日、ダバオ市のポブラシオン・マーケット・セントラル内にあるAlsons Devのセールスショールームで行われた合意覚書(MOA)の調印式により正式に締結された。
企業の社会的責任(CSR)活動の一環として、Alsons Devは、低所得家庭の子どもたち20人分の手術費を支援する。この取り組みは、CUREが主導する包括的な支援プログラムの一環であり、0歳から18歳までの治療可能な身体障がいを有する子どもたち、少なくとも200人を対象に、全額補助された外科的治療を提供することを目的としている。
このプログラムは、政府資金、国内外の寄付者、およびAlsons Devのような企業パートナーによって支えられている。
「コミュニティづくりは不動産開発だけではありません。それは、そこに住む人々の人生に違いをもたらすことでもあります」と、同社は声明で述べている。
Alsons Devは、ダバオ市に拠点を置く大手不動産開発会社で、住宅および商業開発において60年以上の経験を有している。
同社は、ダバオで高級オープンロット型住宅地を導入し、2016年には「Nurtura Land and Home(ナチュラ・ランド・アンド・ホーム)」ブランドを通じて中価格帯住宅市場にも進出した。最初のプロジェクトは「Narra Park Residences(ナラ・パーク・レジデンシーズ)」だった。
2023年には、サランガニ州アラベルにおいて、121ヘクタールの複合用途タウンシップ「Avia Estate(アヴィア・エステート)」を立ち上げた。同地内の最初の住宅プロジェクト「Narra Park Residences Avia」は、ソクサージェン地方への初進出を果たしている。
また、Alsons Devは「ポブラシオン・マーケット・セントラル」や「CityMall Northtown(DoubleDragon Propertiesとの合弁事業)」、「The Shoppes」など、地域コミュニティにサービスを提供する商業施設も運営している。