
ダバオ市消防局(以下BFP-Davao)は、今年新たに2台の救助用ピックアップトラックと5台の消防車を配備し、救助活動体制の強化を図っている。
2025年4月15日、第20回ダバオ市議会の第14回定例会において、BFP-Davaoが要請した500万ペソの対応車両(2台分)に関する予算が、第2読会で承認された。
財政・歳入・予算委員会は、緊急および救助活動のために、ピックアップトラック4WDを2台を購入するための立法承認を求める書簡を受けて、この条例案を後援した。
BFP-Davaoの地区消防署長であるアナスタシオ・M・ジュセイ消防上級監はこの書簡を提出し、山岳地帯や土砂災害の危険がある地域など、通常の消防車が入りづらい場所での救助活動に、これらのピックアップトラックを使用すると述べた。
「この2台のピックアップトラックは非常に有用です。特に山間部での救助活動に役立ちます。土砂崩れの現場など、我々の大型消防車が入れないような地形にも、ピックアップなら対応可能です」と同氏は、2025年4月15日に市議会での記者会見で語った。
一方、同氏は、市災害リスク軽減・管理局(CDRRMO)から新たに4台の消防車がBFP-Davaoに引き渡される予定であることも明らかにした。これらの追加消防車は、バンゴイ、S.I.R.マティナ、ブハンギン、カバンティアンの各消防署に配備される予定。
ジュセイ氏は、ダバオ市内での建物数の増加に伴い、1980年代に導入された老朽化した消防車が一部存在する中で、新型消防車の投入は非常に重要であると強調した。
「ダバオ市では建物が増加しており、火災が発生した際に対応できる新しい消防車が必要です。新型消防車は非常に大きな助けとなるでしょう」と語った。