【News】2024年はダバオ市で結核症例が増加、労働者層が最も大きな影響を受けている

バランガイ 保健

ダバオ市の結核(以下TB)症例数が2024年には8,601件に達し、2023年の8,212件から約400件増加したことが、市保健局(以下CHO)の報告で明らかになった。特に労働者層が最も影響を受けている。

市の国家結核対策プログラムの医療コーディネーターであるニキータ・マリー・ジャミアナ=レイエス医師が、ダバオ市の結核症例の増加を報告した。

2024年には、タロモ・サウス地区が最も多くの症例(505件)を記録し、次いでブハンギン地区(463件)、ブナワン地区(459件)となった。

2023年もタロモ・サウスが最多(462件)で、ブハンギン(453件)、アグダオ(435件)が続いた。

レイエス医師は、「発生率は顕著に増加しており、この傾向は続いています」と述べた。

結核患者の多くは18歳から40歳の労働者層であり、小児症例は依然として稀である。市内の結核治療成功率は、2022年の89.5%(4,292件の治療完了)から、2023年には90.5%(5,026件の治療完了)へと改善した。レイエス医師は、患者が完全に回復したか、さらなる治療が必要かを確認するため、厳密な経過観察を行っていると述べた。

CHOは、無料の結核検査を提供しており、一部の機器は1日16件の検体を処理可能だが、4件から8件にとどまる場合もある。

薬剤感受性TB(通常の抗結核薬で治療可能なTB)には複数の治療法があり、薬剤耐性TBの患者には、新たに6カ月間の経口治療が導入され、従来の毎日の注射が不要になった。

市内18カ所のTB DOTS施設ではすべて無料の治療薬が提供されている。

レイエス医師は、市民に対し、無料の公的医療サービスを活用するよう呼びかけた。民間医療機関での治療費は70万ペソから100万ペソ(約180万円~260万円)に及ぶこともあるからだ。

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