
在フィリピン日本国大使の遠藤和也氏が率いる日本政府の代表団が、2025年1月28日にダバオ市を訪問した。遠藤大使とそのチームは、セバスチャン・Z・ドゥテルテ市長を表敬訪問し、経済協力の可能性や日本とダバオ市の二国間関係強化について協議を行った。
表敬訪問には、日本大使館や在ダバオ日本国総領事館の関係者、ジェイ・メルチョール・キタイン・ジュニア副市長、市議会議員のアル・ライアン・アレハンドレ氏、マーナ・ダロド=オルティス氏をはじめとする市関係者が同席した。
遠藤大使にとって、今回の訪問は2025年にマニラ以外の都市を訪れる初の公式訪問となった。大使は、ダバオ市と日本の継続的な協力関係の成果を直接確認できたことに喜びを表し、120年以上にわたる両国の深い絆を改めて強調した。
また、大使はダバオ市と日本の協力による主要プロジェクトについても触れた。特に「ダバオ・バイパス建設計画」、「メトロ・ダバオ・マスタープラン」、「廃棄物発電プロジェクト」などが、単なるインフラ事業にとどまらず、地域の持続可能な発展を支援する日本の取り組みの象徴であると述べた。
さらに、大使はダバオ市の温かい歓迎に感謝を述べるとともに、市内に根付く日本人コミュニティの重要性を強調した。特に、日系人(Nikkei Jin)やビジネスリーダーがダバオ市の発展と繁栄に貢献してきたことを評価した。
同日、遠藤大使は国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)とともに、バンサモロ自治地域(BARMM)およびスールー州の12の自治体に対し、出生登録機器の引き渡し式を行った。 このプロジェクトは、日本が資金提供する「デジタル出生登録推進イニシアチブ」の初期段階であり、今後30か月以内に対象自治体を50まで拡大する計画が進められている。 現在、遠藤大使は前任の越川和彦大使の後任として、日本とフィリピンの戦略的パートナーシップをさらに強化し、米国を含めた三国間協力の推進にも注力している。
【特集】YOUは何しにダバオへ?~在ダバオ日本国総領事館総領事編~
【News】ダバオ地方を含むミンダナオ地方の一部について外務省が海外安全情報を改定し、レベル1に
【News】ダバオの情報ポータルサイト「ダバオッチ」でサポーター募集開始!
ニュース記事をもっと見る
