フィリピン統計局（以下PSA）は、2024年第2四半期の国内総生産（以下GDP）が6.3％増加し、2023年第1四半期以来の最速の成長を遂げたと報告した。
4月から6月の6.3％のGDP成長率は、2024年第1四半期の5.8％を上回り、2024年上半期のGDP成長率を6.0％に引き上げた。これは、政府の2024年の目標成長率6.0％から7.0％の範囲内である。 サービス部門が最もGDPに大きく貢献し、次いで産業部門が貢献している。主要な経済部門であるサービスと産業は、第2四半期にそれぞれ7.7％と6.8％の前年比成長を記録した。
一方で、農業部門はエルニーニョ現象により2.3％の前年比減少したという。 また、国家経済開発庁（以下NEDA）は、フェルディナンド「ボンボン」マルコス・ジュニア大統領の下での建設および再建プロジェクトの展開により、公共建設が前四半期の12.1％から21.8％に成長していると発表した。最近では、民間建設の成長が5.3％から9.9％に加速し、特に商業建設は6.8％から13.6％に成長している。
現在フィリピン経済の加速（6.3％）は、ベトナムの6.9％の成長に次ぎ、マレーシアの5.8％、インドネシアの5.0％、中国の4.7％を上回っている。今後の更なる成長に期待が高まる。
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