【News】200本の樹木伐採は「進歩」によって正当化される、地元環境保護団体落胆

ダバオの自然

ダバオ市を拠点とする環境保護団体Interfacing Development Interventions for Sustainability (以下Idis)は、サマル島とダバオ市の連結橋(SIDC)の建設プロジェクトのためにダバオ市ラナンで約200本の木が伐採されたことに落胆している。

Idisのエグゼクティブ・ディレクターであるマーク・ペナルバー氏は、猛暑が続く中それに対処していくためには、「一本一本の木が大切だ」と語った。 彼は、環境破壊がまちの進歩のためだけに正当化されるのは非常に残念なことであると付け加えた。

「環境にダメージを与えることは進歩ではない。進歩というのは生態学的に持続可能なものでもある。どのように物事を計画し、利益と環境への影響を天秤にかけるかが重要なのだ」とペナルバー氏は述べた。 ダバオ市民の誰もが発展と進歩を望んでいるが、それは環境に配慮したものであるべきだ。

また、都市部の樹木は、大気汚染物質を吸収し、都市部の暑さを和らげるために自然冷却を提供し、さらに水の流出を減らすのに不可欠であるという。 また、ダバオ市政府は2021年に条例番号0784-21シリーズ(別名「遺産条例」)を制定し、これは市の環境に大きく貢献する樹木の保護を目指している。市の環境に大きく貢献する樹木とは、日陰を作り、周囲の気温を下げる樹木のことである。ペナルバー氏は今回の樹木伐採がこの条例に基づいて、協議された上で行われたのかどうかを調べるべきだと主張した。 日差しの強いフィリピンでは日影とそうでない場所ではかなり暑さが違う。開発により、人々の暮らしが便利になることが予想されるが、それによって起こりうる問題も考慮しなければならない。

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https://davawatch.com/articles/2024/02/16/78405.html

 

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