2022年4月11日(月)、フィリピン国家警察(PNP)によると、フィリピンの東の海上に発生した台風2号(アガトン)による大雨の影響で地滑りが各地で発生しており、東ビサヤ及びダバオ地方で少なくとも20名が死亡し、6名が行方不明になっていると発表した。現地では激しい雨で鉄砲水も発生しており、レイテ島バイバイ市では特に大きな被害になっているという。
同警察は、東ビサヤ地方に限らず、ミンダナオ島ダバオ地方においても台風の被害が発生していると述べており、地元警察の話によると、ミンダナオ島東部ダバオデオロ州モンカヨ町では2名、ダバオオリエンタル州カティール町でも2名が台風による被害で亡くなったとしている。
フィリピン国家警察高官は、台風による大雨の影響で、各地で地滑りや鉄砲水が発生したと報告されていることから、被災地での捜索活動や救援活動を支援するため、多くの警察官と装備を現地に配置するよう命じたと述べている。最新の情報に基づくと、既に1,515世帯、5703名が各地の避難所に避難しているとされている。