ダバオ市のCulture of Securityのキャンペーンの一環として、タスクフォースダバオは、ダバオ市民を対象としたテロ対策の訓練を行うことを明らかにした。ダバオ市内にテロリスト役や警察官、タスクフォース職員がランダムに出現して行なわれる訓練なので、ダバオ市にお住まいの方はこの訓練について確認をしてほしいと思う。
訓練は来週中のランダムな日時に、市内のランダムな場所で行なわれ、ダバオ市民が不審者を見つけたら通報に協力するかを評価するために行なわれる。タスクフォースダバオ長官のコロネル・ソンソリト・イェクラ氏によると、この訓練を経て、市民の警戒レベルの向上や、テロ行為に対する気概の高まりを期待しているという。
この訓練では、もし自分の地域でテロリスト役の人を見つけたら、適切な場所 <タスクフォース、ダバオ市警察(DCPO)、もしくは公共警備および安全司令センター(PSSCC)>に通報することが求められている。通報が行われると、テロリスト役の人はその役を終えることになる。訓練中は、Central 911を通して、PSSCCがラジオなどで25人のテロリスト役の人がいることが伝えるという。公共のもの私設のもの問わず、教会、ホテル、レストラン、モールなどのすべての施設に、テロリスト役の人が配置される。また、市民からの攻撃や嫌がらせなどがあった場合に備え、それぞれの役者にはタスクフォースもしくはDCPOの職員が帯同することになっている。また、セキュリティの問題で訓練が中断される可能性もあるという。
市役所のフェイスブックでは、市民に訓練中はパニックにならないよう呼びかけている。そして、ダバオ市民はこの訓練に参加するように促している。ダバオ市長のサラ・ドゥテルテ=カルピオ氏も以前に、どんな小さなことでも連絡することを躊躇しないでほしい、その通報はとても重要なものと捉えると語っている。
来週、市内のどこで、何時何分に起こるかは前もってわからないので、ダバオ市民の皆さんはその場に居合わせても落ち着いて行動してほしいと思う。