【News】ファイザー社製ワクチンが到着、ワクチン接種は次に優先されるグループへ

ダバオ国際空港

6月11日金曜日の朝、ダバオ市にファイザー社製ワクチンの追加分が到着した。今回到着したのは105,300回分のワクチンで、これまでで最も多い量だった。6月10日に到着した105,300回分、5月15日に到着した29,250回分との合計は239,850回分にもなる。十分な量が確保できているため、次に優先されるグループへのワクチン接種に進めるという見解も出ている。

今回フィリピンが受け取ったファイザー社製ワクチンは220万回分にもなり、これまでで最も多い数であった。また、今回のワクチンはCOVAX(コバックス: COVID19 Vaccines Global Access)がフィリピンに供与したもので、COVAXをとおしてワクチンを手にした国としては世界で初めてとなる。COVAXはフィリピンに440万回分のワクチン供与をおこなう予定で、これにより国民の5分の1はワクチンを打つことができる。

アメリカ合衆国政府下院議員のChris Farlow氏は、ダバオ市にファイザー社製ワクチンを供与するのは最初でも最後でもないと述べた。そして、アメリカ合衆国が供与したワクチンや、COVAXにワクチンを供与したすべての国の力によってダバオ市、そして世界中の感染の波を抑えたいと述べた。

また、ダバオ保健所のAshley Lopez医師は、フィリピン政府にファイザー社製ワクチン210,000回分を分配してくれたことに感謝した。そして、ワクチン接種を現在おこなっているA3グループからA4グループへと移行できるだけの量が届いているとコメントした。そして、「これらの到着したワクチンによって、近いうちに多くのダバオ市民がワクチンを打てることになるでしょう。まだワクチン接種が終わっていない人たちにも接種が進み、Covid-19に対する集団免疫を獲得することにつながります」と語った。

かなり多くの数のワクチンがダバオ市に到着し、優先接種のグループも先に進むというニュースはかなり明るいものだ。現在、感染者が増えていて苦しい時期にいるが、このワクチン接種が進めば状況は好転していくだろう。