【News】誰一人取り残さない防災へ—ダバオ・デ・オロ州、災害時の情報格差解消へ手話研修実施

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災害時における障害のある被災者への適切な支援を提供するため、ダバオ・デ・オロ州の災害対応担当者らは、先日ダバオ市で開催された3日間の研修に参加した。本研修では、「基礎的なフィリピン手話(FSL)」および「災害時における障害のある人への適切な対応方法」が取り上げられた。

ダバオ・デ・オロ州 災害リスク軽減管理局(PDRRMO-Davao de Oro)の責任者であるジョセフ・ランディ・ロイ氏は、災害時において、聴覚やコミュニケーションに困難を抱える方々を含む支援対象者への対応を、州政府が重視していることを強調した。

ロイ氏は、「ダバオ・デ・オロ州では、防災・減災の取り組みにおいて、誰一人取り残さない抱括的な支援が切実に求められている」と述べた。

同局のデータによれば、州内で対応した10件の災害のうち2件において、救助隊は聴覚やコミュニケーションに困難を有する人々の対応をしている。

またロイ氏は、障害のある人自身にも、応急手当や適切な心肺蘇生法(CPR)に関する訓練を実施し、緊急時の対応力を高めていく方針であることを明らかにした。

本研修は、フィリピン教育省タグム市教育区の特別支援教育(Sped)プログラムに所属する職員によって実施され、聴覚に困難を有するアドバイザーの協力を得て行われた。

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