【News】ICC拘束5カ月ードゥテルテ元大統領の釈放求め1万人集会

ドゥテルテ大統領

ダバオ出身のクリストファー・ローレンス・ボン・ゴー上院議員は、2025年8月22日、ダバオ市のコースタルロードで開催された集会「5カ月、ひとつの叫び。ドゥテルテを自由に!(Limang Buwan, Isang Sigaw. Free Duterte!)」において、ロドリゴ・ドゥテルテ元大統領(以下FPRRD)のために引き続き祈りを捧げるよう、国民に呼びかけた。

ゴー上院議員は、FPRRDへの変わらぬ支援と祈りを寄せる支持者たちに感謝の意を表し、いまだ拘束されている元大統領に対して多くの国民が落胆していると述べ、自身もその思いに共感していると語った。

また、FPRRDと長年行動を共にしてきた立場から、ゴー氏は「彼(ドゥテルテ氏)は、家族や祖国から遠く離れた異国で長期間拘束されるような人物ではない」と強調した。

「皆さんもご存じのとおり、彼はすでに80歳です。彼の安全と自由のためにーダバオ市民だけでなく、フィリピン全体で『タタイ・ディゴン(Tatay Digong:ドゥテルテ元大統領の愛称)』を守るために、決して諦めずに声を上げ続けましょう」と呼びかけた。

さらにゴー氏は、FPRRDが大統領在任中、フィリピン国民のために献身的に尽くしたことを振り返り、「彼のリーダーシップのもとで、国民は安全な街を実感できた」と述べた。

ダバオ市警察署(DCPO)によると、オランダ・ハーグでの拘束から5カ月を迎えたドゥテルテ氏を支持するこの集会には、約1万人が参加したという。また集会は目立った混乱もなく平穏に終了したと報告している。

イベントでは、アイラ・サントス&R2K、ウェンシー・コルネホ、レイジー・ファット、サイレント・サンクチュアリ、アイラ・リディムなどのアーティストによるパフォーマンスが披露された。

一方、FPRRDの弁護団は、国際刑事裁判所(以下ICC)による拘束からの一時釈放を改めて正式に申請している。

2025年8月18日付で提出された「仮釈放の再申請」の多くは墨塗りされているが、ニコラス・カウフマン弁護士を中心とする弁護団は、必要な条件を満たしたうえでの申請であると主張している。

ICC予審裁判部第1部はこれに先立ち、弁護側の申し立てを受け、ドゥテルテ氏の一時釈放に関する判断の延期を認めている。これは、弁護団が必要な資料の準備に時間を要するとした要請を踏まえたものである。

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