
ダバオ市警察署(以下DCPO)は、選挙関連の銃禁止令に違反したとして42人を逮捕したと、同署の代理署長であるハンセル・マランタン警察大佐が発表した。
4月24日午前、イード・アル・フィトルのオープンハウス「マジュリス・ルマ・テルブカ」の会場で行われた囲み取材で、マランタン氏は、これらの逮捕は1月12日から3月11日の間に行われたと述べた。
合計で実弾銃32丁が押収・回収され、さらに模造銃2丁も発見された。また、市民から当局に自主的に提出された銃器は121丁にのぼり、爆発物6個と凶器1点も含まれていた。
逮捕者数は多いものの、マランタン氏は、銃規制違反や選挙関連活動に起因する暴力事件は発生していないと報告している。
「今回の選挙期間中の銃規制については、非常に良い成果が出ています」と述べ、DCPOがこの期間中に計30件の作戦を実施したことを明らかにした。
ダバオ市は現在も「グリーンカテゴリー」に分類されており、多少の政治的緊張はあるものの、比較的平穏な選挙環境が維持されている。
DCPOは以前から、選挙期間中の無許可の銃所持は重大な犯罪であり、銃器不法所持および選挙包括法に基づく銃規制違反として厳しく処罰されることを市民に注意喚起してきた。これらの違反には重い刑罰が科されており、治安維持のため厳格に取り締まりが行われている。
中でも注目された逮捕の一つは、2月4日に発生した。警察は、バンサモロ・ムスリム・ミンダナオ自治地域(BARMM)のコタバト州に新設された町、ナバラワグの任命市長、アンワル・サルアン氏とその護衛3人をダバオ市トリルの検問所で逮捕した。
当局は、彼らがダバオ市中心部へ向かう途中の車両内からピストル2丁を発見した。
フィリピン選挙管理委員会(COMELEC)は、2025年の中間選挙に関連し、1月12日〜6月11日までの全国的な銃禁止令を施行している。この措置は、選挙関連の暴力を防止し、選挙運動および投票期間中の市民の安全を確保することを目的としている。