【特集】Kadayawan Festival #3 ヒヤス(宝石)、コンサート、フードバザール

kadayawan 3

はじめに

みなさんこんにちは!ダバオッチのリンです。

今回カダヤワン祭りの特集では「カダヤワンのヒヤス」について特集しています。ヒヤスとは各部族の代表であり、ビサヤ語で宝石という意味です。ヒヤスは各民族の代表として、パフォーマンスやプレゼンテーションをして1位を競います。 SMエコランドでのショー、マグサイサイパークでの民族ごとのパフォーマンス、そして今回のプレゼンテーションによって11の民族の1位が決められます。踊り、演奏、演技、そして部族に対する想いを総合して評価されます。

また、同日19時からはサンペドロスクエアにてコンサート、フードバザールの出店が行われ盛り上がりを見せました!

【今回取材したイベントのスケジュール】

-Hiyas sa Kadayawan Coronation Night(カダヤワンのヒヤス戴冠式) 📍RMC Petro Gazz Arena 5:30-8:30

-Konsierto Kadayawan (コンサート) 📍San Pedro Square PM7:00-AM1:00

-Kadayawan Expo&Food Truck Bazaar (フードバザール) 📍リザール公園の後ろ AM10:00-MN12:00

カダヤワンのヒヤス

 

カダヤワン祭り

カダヤワンのヒヤス戴冠式は8/16(金)RMC Petro Gazz Arenaにて行われました! 

カダヤワンのヒヤスがついに始まりました。11の民族が年に1度の大きなお祭りで誇りを持って自らの伝統を披露し、競い合うお祭り。

カダヤワン祭り
🄫City Government of Davao

こちら11人の女性たちが各民族の代表「ヒヤス(宝石)」です✨

カダヤワン祭り
盛り上がる会場

観客は応援する民族ごとに分けられて座っています。写真からこの活気が伝わりますでしょうか!?

司会者が各民族の名前を呼んでいくのですが、それに各観客席にいる応援団が応えます。中にはラッパのような楽器を持参しているところもあり、かなり盛り上がっています(笑)

紹介が終わったところでアタ族による踊りが披露されました。キレッキレです。 ここから各民族の代表であるヒヤスが1人ずつステージに出てきて、踊りを披露したあとに民族の誇りを一人一人短い言葉で発表していきます。

それぞれ現地の言葉で言った後に英語で同じことを繰り返してくれるのが外国人観光客に対しても優しい配慮だなと思いました。アタ族のヒヤスはアタ族が平和を何よりも大切にしていることを誇りに思っていると発表しました。

この発表が終わると、続いてランダムな質問コーナーに移ります。質問の書かれた紙が瓶の中に入っており、ヒヤスが紙を1枚ずつ引いていきます。それにヒヤスがすぐに答えるというコーナーですが、 質問の内容は文化や多様性といった深い内容です。 ダンスや音楽などのパフォーマンスに加えて、民族の代表としての考えや姿勢も評価の1つとなっているのです。

バゴボクラタ族のヒヤスは「社会においてどうしたら文化の多様性を促進することが出来るか」という質問に対して、「教育の中で、様々な文化の形があること、それを尊敬することの大切さを教えることが文化の多様性を促進すると信じている」と 答えていました。難しい内容にも関わらず、即座にこのような発言をするのはなかなか出来ることではありません。上品で芯があるヒヤス達はこの祭りのために相当な努力をしてきたのだろうと思います。

その後、SM CITYで開会されたカダヤワンのヒヤスにおいて特に優れていた3人のヒヤス、バゴボクラタ、バゴボタガバワ、マラナオの三つの民族のパフォーマンスが行われました。

カダヤワン祭り
バゴボクラタのパフォーマンス

バゴボクラタのパフォーマンスは演奏と歌がメインです。 ヒヤスは「クディヤピ(Kudyapi)」と呼ばれるミンダナオ島の伝統的な弦楽器を演奏しながら歌を歌います。

また、ヒヤスは踊りながら伝統的な打楽器である、「クリンタン(Kulintang)」を演奏しています!音楽の才能がないとバゴボクラタ族のヒヤスになることは難しそうですね💧 伝統の楽器に興味のある方はマグサイサイパークの民族の家で実際に見たり、音を鳴らすが出来るので是非足を運んでみてください。

続いてはマラナオのパフォーマンスです。

カダヤワン祭り

マラナオの衣装はゴールドや光沢のあるものでとてもゴージャスですよね✨それに加えて、ゆっくりとした踊りは上品で、民族のパフォーマンスで見た以来、マラナオ族はすっかり筆者の「推し」になってしまいました。 カダヤワン祭りはとにかく民族のパフォーマンスが多いので、皆さんもカダヤワン祭りに参加したら推しの民族が見つかるかもしれません(笑)

パフォーマンスでは、ヒヤスが高い場所で小物を片手で回しながら、片手で楽器を演奏するという高度な技に観客が魅了されました。最後には、突然ヒヤスの衣装が瞬時に変わり、会場が大きな歓声で包まれました。

最後にこちらはバゴボタガバワ族のパフォーマンスです。

バゴボタガバワ族は演劇がメインです。ヒヤスの歌声も力強くかっこいいです。また、衣装もマラナオのものとは違い、ビーズを編み込んだカラフルなものを着用しています。パフォーマンスに加えて衣装の特徴も各民族で異なるので是非比較して見てみて下さい。

民族のパフォーマンスの後に、カダヤワンのテーマソングを歌っているMaan Chuaさんがサプライズ登場しました!お祭り期間中はこの曲を何度も聞くのですが、独特なリズムがクセになります。

カダヤワン祭り

最後の最後にヒヤスの戴冠式が行われます。どの民族のヒヤスが頂点に輝くのでしょうか?

今年のカダヤワンの頂点に輝いたのはバゴボタガバワのヒヤスSHANE MARIE B. AWEさんでした!! 演技力、踊り、歌唱力どれをとってもヒヤスの頂点にふさわしいと言えます。

カダヤワン祭り
©︎City Government of Davao

各民族のパフォーマンス、ヒヤスの考えなどに触れることの出来るカダヤワンのヒヤス。ダバオの民族に興味のある方は是非参加して頂きたいです。

カダヤワンのコンサート

同日午後7時からはサンペドロスクエアにおいてカダヤワンのコンサートが行われました!

この二人のアーティストは夫婦で、どちらともダバオ地方出身です!TJ Monterdeはダバオ市サンペドロで生まれ、KZ Tandinganはダバオデルスル州ディゴス出身です。どのくらい有名かというと、インスタグラムのフォロワーが二人共60万人越えです😲

そんな二人を一目見ようと、会場内には人が溢れかえっていてとても入れる状態ではなかったのが残念でしたが、会場外でも多くの観客が一緒になって歌っており、愛されているアーティストなのだなと感じました。

フードバザール

会場のすぐ近くではフードトラックバザールが設置されました。

フルーツシェイクやアイスクリーム、ケバブ、バーベキューなどが販売され多くの人で賑わっていました。この期間にはヴィクトリアモールの横、コスタルロード、ダモサなど各地でフードバザールが展開されており、ライブなども行われました。

カダヤワン祭り

筆者もこちらのヨーグルトブルーベリーシェイクを購入しました!フィリピンあるある激甘でとても全て飲むことが出来なかったので、帰宅してから牛乳を足したら丁度良い甘さになりました(笑)

 

また、コンサート会場付近では、夜遅くまでウカイウカイ(古着)、アクセサリー、ヘナタトゥーアーティストが出店していました!

筆者も早速やってもらいました。ヘナタトゥーは2,3週間で消えるタトゥーのことで好みのイラストを見せたら約1分くらいでササっと書いてくれました。50ペソとお手軽価格でできるので、お祭りがある際は是非挑戦してみてください!

まとめ

今回はカダヤワン祭り第三弾でした。いかがでしたでしょうか? カダヤワン祭りは多くのイベントがありますが、今回取材したカダヤワンのヒヤスは普段は見ることの出来ない民族のパフォーマンスやヒヤスの考えを知ることが出来るので是非訪れて頂きたいイベントです。

また、カダヤワン祭りのコンサート類は会場のキャパが小さいことが多いので、どうしてもこのアーティストの演奏は見たい!という場合は早めに会場に行くことをお勧めします。

お祭りの期間は会場が混みあい、人との距離が近いので治安が良いダバオではありますが、スリなどにお気をつけください! 最後までご覧いただきありがとうございました!

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