目次
はじめに
皆さんこんにちは!ダバオッチのリンです。
8月7日から始まったカダヤワン祭りは盛り上がりを見せています。開会式の記事(Kadayawan Festival#1)はもうご覧いただけましたでしょうか?開会式があった週末(8/9-11)の期間には、ダバオ沿岸道路にてトライアスロンの大会が行われました!また、SM CITYではダバオの民族が舞台で演技をしたり、民族についての発表が行われました。
今回ダバオッチ編集部は、8/9-17にかけて行われた以下のイベントを本文にてご紹介しています!
-𝐏𝐚𝐬𝐮𝐧𝐝𝐚𝐲𝐚𝐠 𝐬𝐚 𝐊𝐚𝐝𝐚𝐲𝐚𝐰𝐚𝐧 𝟐𝟎𝟐𝟒(カダヤワンのショー2024) 8/12📍CITY HALL PM6:00-8:00
-𝐁𝐚𝐧𝐭𝐚𝐰𝐚𝐧 𝐂𝐮𝐥𝐭𝐮𝐫𝐚𝐥 𝐂𝐞𝐥𝐞𝐛𝐫𝐚𝐭𝐢𝐨𝐧 (バンタワン文化祭) 8/13 📍MAGSAYSAY PARK PM4:00-8:00
詳しいカダヤワン祭りのスケジュールが気になる方は、こちらをご覧ください。
𝐏𝐚𝐬𝐮𝐧𝐝𝐚𝐲𝐚𝐠 𝐬𝐚 𝐊𝐚𝐝𝐚𝐲𝐚𝐰𝐚𝐧 𝟐𝟎𝟐𝟒(カダヤワンのショー2024)
8/9-8/13にかけて、𝐏𝐚𝐬𝐮𝐧𝐝𝐚𝐲𝐚𝐠 𝐬𝐚 𝐊𝐚𝐝𝐚𝐲𝐚𝐰𝐚𝐧 𝟐𝟎𝟐𝟒(カダヤワンのショー)がシティーホールで行われました。こちらのイベントではフィリピンの10の音楽グループがシティーホールにて音楽を披露しました!ミンダナオ大学の合唱団からロックバンドまで様々なグループです。今回ダバオッチ編集部が参加したのは8/12のショーで、出演グループは以下の3つです。
1.Serenata Singers
2.Mindanao Repertory Community
3.Yano
会場はシティーホールです!ダバオで大きなお祭りが行われると、大体シティーホールかリザールパークでイベントが開催されます。
普段は水が出ていないドリアンの置物から水が出ていました!お祭り限定なのでしょうか。会場の周りにはお祭りのためにスイートコーン屋さんや炭のアイス、ヘナタトゥー(2週間程で消えるタトゥー)屋さんが居ました!
スイートコーンは一つ35ペソ。オフィスにいるとお昼ごろに「スイートコーーン」と毎日聞こえるためずっと食べたいと思っていました🌽念願のスイートコーン、甘くて、バターとチーズが程よくマッチしていて2つ目を買うか迷う程美味しかったです。ショーがスタートするのは6時ですが、5時の時点で会場には既に沢山の人が。会場の機材や照明も立派です。
Serenata Singers
まず始めのグループはSerenata Singersです。
びっくりする程美しいですよね….!男性のずっしりとした低い声と女性の繊細で高い音のハーモニーに鳥肌が立ちっぱなしです。途中で女性のソロパートがあったのですが、そんな高い声でるの!?というくらい高音を出していました。皆堂々としており、レベルの高さが分かります。
Mindanao Repertory Community
続いてはMindanao Repertory Communityです。先ほどのSerenata Singersと比較して民族的な衣装を着用しています。
声の出し方がとてもユニーク!
また、ギター一本と男の子達だけで歌うこんな陽気な歌もありました。陽気なフィリピン人は他のしっとりとした曲よりこの曲では特に盛り上がっていました!
女の子がソロで歌う曲もありました!堂々としていてかっこいいです!そして美しい歌声。
この合唱団はメンバー一人一人ソロパートがあるところが素敵でした!
1人が歌っていると、周りにいるメンバーは「がんばれ!」といったような表情で見守っています。また、今回動画には修められませんでしたが、歌の中で「私はあなたを愛しています」という日本語の歌詞が急に出てきてとても驚きました!何の曲だったんだろう😲
このグループは男の子も女の子も皆楽しそうに、そして自信をもって歌っている姿に感動しました。最後には大きな拍手が送られました。
YANO
最後はマニラに拠点を置いて活動している「YANO」というバンドです。フィリピン人の友達に聞くとフィリピンのバンドでとっても有名だよ!と話す程知られているそうです。1993年に結成されたバンドで、フィリピンの民族音楽に西洋の要素を融合させた音楽を作っており、歌詞ではフィリピンの政治、宗教、社会についてを歌っているようです。
会場にはファンらしき人もおり、前の二組とはまた違った盛り上がりを見せていました。
現在フィリピンアイドルBINIやALAMAT、SB19などフィリピンのグループが少しずつ世界で有名になりつつありますが、このようなショーを見るとスタンダードがとても高いことを感じます。P-POPがK-POPのように世界中で有名になる日も遠くはないのかもしれません。これからが楽しみですね✨
Bantawan Cultural Celebration(バンタワン文化祭)
マグサイサイパークでは3日間にわたって民族によるパフォーマンスが行われました。今回ダバオッチ編集部は8/13に開催されたアタ族、タオスグ族、マティグサルグ族のパフォーマンスを紹介しています! パフォーマンスを見る上で各民族の特徴を抑えておくと、よりパフォーマンスを楽しむことが出来るはずなのでそれぞれ過去の記事を引用しつつ見て行きましょう。(過去のマグサイサイパークについての記事では11の民族の特徴をそれぞれ見ることが出来るので、興味のある方はこちらからご覧ください)
1.ATA(アタ族)
アタ族は、別名高地に住む人と呼ばれており、パワフルな人々とされています。ダバオ川、トゥガナイ川、リブガノン川の源流域に暮らすアタ族は主に狩猟を生計の手段としています。
アタ族は赤色を用いた衣装を多く来ている印象ですね。背景のスクリーンも統一して赤色です。川の近くに住んでおり、演劇の中では船を漕いでいるシーンが多く見られます。そして、続いて紹介するタウスグ族と同様にどうやら1人の女の子をめぐって2人の男の子が争っているのが分かりますね。
途中、舩から男の子が飛び降りて敵を倒そうとしたり、舩に飛び乗るシーンもありとても迫力があります!
2.TAUSUG (タウスグ族)
タウスグ族はスールー諸島を支配しており、イスラム教を信仰しています。彼らは「海の民」として知られ、その勇敢さで有名です。忠誠心はタウスグ族にとって重要な特性です。彼らは互いの忠誠の深さを示すために血の盟約という儀式を行います。時に激しく危険な存在ですが、一度友達になると、その絆は長く続くとされています。今回の演劇では1人の女の子をめぐった男の争いをテーマにしているそうです。
衣装が煌びやかで他の民族と比較しても豪華なように見えます。また、女性のメイクも気持ち濃いようにも見えます。そして、他の民族と比較してこの民族はパフォーマンスの大半が踊りでした!
また、よーく見ると指先に硬い布のようなものをつけているのが分かります!(ギャルのネイルのような感じ)これが踊るときにとても上品に映えるんです✨独特な踊りに魅了されます。
そして、タウスグ族は観客の声援がどの民族より一番熱狂的!!!盛り上がりがすごいです(笑)
また、このタウスグ族のパフォーマンスの特徴はバランス力です!支えなしで半径の小さい支柱に乗るのは想像しただけでも恐ろしいです。 また、支えられた2本の竹に乗るパフォーマンスもあるのですが、竹の高さは肩の高さ程まであがるのでこれは迫力があります。途中で男の子が落ちそうになった時はとってもハラハラしました。乗るだけでもすごいのにその上で踊っている姿はもう圧巻です。このパフォーマンスには筆者も他の観客と一緒になって盛り上がりました!!
3.MATIGSALUG (マティグサルグ族)
マティグサルグ族、または「川の民」とも呼ばれる彼らは、ミンダナオの最も先住的な住民とされ、主にコンポステラのアグサン川流域、マララグからサランガニ、クアボとサンアグスティン岬の間に住んでいます。ダバオ市では、主にマリログ、マラハン、またはパキバトの奥地に住んでいます。
女の子の語りから物語がスタートします。演劇は全て現地のことばで行われるので完全には理解できませんでしたが、無理やりお父さんに紹介された人と結婚させられそうになっているようです。そこで悲しみに浸り、遠くへ逃げるシーンなのですが演技がとっても上手で思わず感情移入してしまいます😢
そしてマティグサルグ族は打楽器が終始演劇の中で活用されていて、目だけでなく耳からも迫力を感じることが出来ます。また、劇の途中にはサルが登場するシーンが多く、会場の子供達がサルが登場して踊るたびに盛り上がっていました。
今回は11の民族の中で3つの民族のパフォーマンスを特集しました!異なる民族ごとに全くパフォーマンスが違いますよね。民族と聞くと、どこか遠く存在の様に感じますが、カダヤワン祭りではこのような各民族によるパフォーマンスや、伝統工芸や食品の販売が2週間にわたって行われるためいつもより少し近くに感じることが出来ます!✨
ゲームとフードコーナー
民族によるパフォーマンスが行われた会場から少し離れた場所では、民族の食べ物やダバオの食べ物屋さん、お土産屋さんがフードコーナーで商品を提供しており、多くの人が楽しんでしました! また、会場では観客参加型のゲームが開催されていました。司会者にマイクを向けられた人は「ビンゴ!」と言いながら胸より下の位置で2回手を叩き、その後マイクを向けられた人は「タス!」(?)と言いながら頭より上の位置で2回手を叩くというゲームです。
言葉や手を叩く位置を間違えた人は退場となります。一見シンプルそうに見えますが、結構混乱するようで次々と脱落者が(笑)会場は大盛り上がりでした!参加者には記念品が配られていました✨
まとめ
今回はカダヤワン祭り特集記事2でした!いかがでしたでしょうか?
ドゥアウダバオ祭りの記事でも書きましたが、筆者は皆さんにお祭りのシーズンにダバオに来ることを強くお勧めします!祭りがない時も、もちろん魅力たくさんのダバオですがお祭りの際は、さらに素敵な経験が出来ること間違いありません。それぞれの祭りでテーマが違うのですが、今回のカダヤワン祭りはダバオの民族に焦点が当てられているので、祭りに参加するだけでダバオの民族について楽しく学ぶことが出来ます! また、子供から大人まで全ての世代が楽しく音楽に乗ったり、盛り上がったり、そんな雰囲気の中に身を置くだけで元気をもらえます。ちょうど日本もこの時期は夏休みの期間に重なると思うので是非お祭りを機にダバオに訪れてみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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