フィリピンの内務地方自治大臣ベンハー・アバロス・ジュニア氏は、2024年7月8日に、キングダム・オブ・ジーザス・クライスト(以下KOJC)のリーダーであるアポロ・キボロイ牧師の逮捕につながる情報を提供した者に対し、1,000万ペソの賞金を提供すると発表した。キボロイ教師は人身売買および児童虐待、性的虐待の容疑で逮捕状が出されている。
アバロス氏はキボロイ教師の共犯者であるクリセンテ、ポーレン、イングリッド・カナダ、シルビア・セマネス、ジャッキーリン・ロイにもそれぞれ100万ペソの懸賞金が掛けられていることを発表した。 彼らを逮捕する手助けをしたいと考えている者達が、逮捕につながる情報を提供したものに賞金を渡すと申し出たそうだ。
6月10日、警察官を含むエリート特別行動部隊の隊員が、キボロイ教師の逮捕状を執行する為に動いたが、彼とその共犯者を見つけることはできなかったという。KOJCは、逃亡中の牧師を逮捕するためのフィリピン国家警察の手続きは違法であり憲法違反であると主張している。 それに対して、フィリピン国家警察長官ロメル・マービル氏は、クイボロイを隠している者は司法妨害の罪に問われうると述べている。
また、キボロイ教師が隠れている場所を知っていると発言した、ロゴリゴ・ドゥテルテ氏の責任についても現在調査されているところだ。 1000万ペソは日本円で2700万円程。今後どのように状況が変わってくるか注目だ。
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