フェルディナンド・マルコスJr.大統領は、ダバオ地方の洪水問題に効果的に対処することを約束した。この取り組みは、今年の始めにダバオ地方で発生した大洪水による被害を受けて開始された。洪水に加えて、ダバオ地方はエルニーニョ現象に見舞われ、それは農民や漁民の生活に大きな影響を与えた。
マルコス大統領はダバオデルノルテ州に農機具やボートなど約1000万ペソ相当の援助を配布した。また、ダバオデルノルテ州タグム市で開催された「農民、漁民、家族への大統領援助の配布」でのスピーチで、政府が包括的な洪水管理システムを計画していることを発表した。 「我々は、できるだけ早く、フィリピン人が洪水や貧困に苦しむことがないよう努力する。これが新しいフィリピンのビジョンだ」と彼は述べた。
加えて、公共事業高速道路省に対し、この地域の洪水対策プロジェクトを迅速に進めるよう指示した。 マルコス大統領はまた、洪水防止プロジェクト以外にも、同地域で懸案となっている他のインフラプロジェクトを完了させるよう、民主党に命じている。これには、マワブ・マラグサン・カラガ道路、カルメン・タグム市沿岸道路、タグムからディゴスまでのミンダナオ鉄道プロジェクトなどが含まれる。
ダバオでは大雨による洪水や地滑りによってダバウェニョに大きな被害が出ている。対策プロジェクトが順調に進み、再度大雨に見舞われた際に被害が少しでも小さくなることが期待される。
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