国家経済開発庁ダバオ支部(以下NEDA-Davao)は、ダバオ地方の洪水防止プロジェクトのマスタープランは、現政権の優先事項の一つであると述べた。今年3月にこのダバオ地方で開催される第1回災害協議会でマスタープランを発表する予定である。
NEDA-Davaoディレクターのマリア・ルルデス・リム氏は、災害リスク軽減・管理評議会の早期復旧・復興の一環として、地域の主要な河川流域を対象としたマスタープランについてさらに議論すると述べた。特にダバオ川、特に下流域の浚渫、上流域の貯水池や貯水槽の建設、計画的な河岸保護などである。
リム氏は、このマスタープランがすべて完成することで、DPWH11だけでなく、すべての利害関係者の支援が得られると共に、森林再生や非工学的介入、情報教育コミュニケーション計画も必要であると述べた。
ダバオ地方公共事業道路省(DPWH11)のダバオ市治水・排水プロジェクトは、河川流域の要素を含み、日本の国際協力機構が援助し、アジア開発銀行がタグム・リブガノン河川流域プロジェクトを援助する予定だ。日本の近代的な治水対策を採用し、国内の洪水対策に役立てる考えである。ダバオ地方では最近でも洪水の大きな被害が出ているが、一刻も早く改善されるよう願っている。
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