【News】フィリピンの離婚論争、結婚生活で虐待を受けるダバオ女性たちの声

ダバオ

かつて生き生きとした生活を送っていたサンドラ氏とパメラ氏(仮名)は、夫からの虐待の影に囚われてきたという。彼女たちの苦しい経験から生じた傷跡は、苦悩と苦痛の姿を描き出し、計り知れないトラウマを残した。2024年5月22日に離婚の合法化に関する絶対離婚法案が下院で可決され、彼女たちのような結婚生活での虐待被害者に対する関心が高まっているという。

離婚の合法化を支持する声

サンドラとパメラは離婚法案に対して異なる意見を持っています。サンドラは離婚を合法化してほしいと考えているが、パメラは反対している。 サンドラは2000年に夫と結婚しましたが、結婚生活を通じて彼の浮気と戦うことになったという。彼らの激しい口論は日常化し、夫からの身体的虐待へとエスカレートした。痛みを感じながらも、サンドラは幼い二人の娘のために沈黙を守り続けた。そして夫が薬物使用に陥り、現実を見失ったことで、虐待はさらに悪化した。暴力は続き、彼女は沈黙の中で苦しんだ。 サンドラは家族に虐待を受けていることを打ち明け、2005年に夫と別れた。彼女は子供たちを一人で育てるのは大変だったが、夫との別居以来、生活は平穏になったという。彼女の子供たちは愛情深く、思いやりがあり、責任感があり、学校でも優秀な成績を収めています。 その後、彼女と彼女の子供たちを真に愛し受け入れてくれる男性と一緒になった。彼らは結婚したいと願っており、離婚が合法化されるのを待っている。

離婚の合法化を否定する声

パメラは、夫からの身体的、感情的、口頭での虐待を受けたにもかかわらず、離婚の合法化に反対している。彼女は1994年に結婚し、2018年に別居した。二人の娘(現在28歳と26歳)を育てている。 「私は結婚の神聖さを守りたい。フィリピンで離婚を合法化すると、夫婦が結婚を維持しようとする努力を怠ることになるでしょう。離婚が出来るとしたら、人々は簡単に結婚を解消できると思い、軽々しく結婚に踏み切るかもしれない」 パメラはまた、すでにある結婚が法的に無効とされる、「無効宣言」が、虐待を受けている妻に対する一つの選択肢だと主張している。 しかし、人々が離婚を合法化したいと考えているのは、無効宣言が高額だからだという意見もある。

どちらの意見も一理あるといえる。今後フィリピンの離婚事情がどのように発展していくかに注目だ。

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