【News】ダバオデオロの違法伐採の悲劇が命を奪う、違法伐採に対して住民の怒り

自然災害

5月20日、ダバオデオロ州ラアクのビナスバス橋で、違法伐採作業をしていたトラックの助手席に乗っていた男性が死亡する事故が起きた。この地域の住民からの報告によると、第1001歩兵旅団第60歩兵大隊所属の部隊は、違法に伐採された木材を運んでいる疑いのあるトラックに遭遇したという。

その後、トラックは兵士から点検をするために停止するよう合図を受けたにもかかわらず、ダンプトラックの運転手は無謀にも検問所を迂回しようとしたため、助手席に座っていたジェイ・レドンド氏が死亡したそうだ。 何十年もの間、違法伐採者たちはダバオ州とアグサン州で継続して活動しており、それが森林破壊と生物多様性喪失の主な原因の一つであると言われている。カリナウSEMRのアリアン・ジェーン・O・ラモス会長は、ダバオ地方で違法伐採を続けようとしていることを強く非難した。 「マコ町近郊のマサラで起きた、不幸な地滑りからまだ4カ月しか経っていないのに、この地域で違法伐採が盛んに行われているのは腹立たしいことだ」と彼女は語った。マサラの地滑りによる被害者の中には、その悲劇は何十年にもわたる違法な採掘と伐採によるものだと主張している人もいる。

ラモス氏は、政府が違法伐採を真剣に取り締まらない場合、近日起きたマサラの地滑りのような悲劇が繰り返されるだろうと語った。さらに、違法伐採が、元反乱軍等の資金源になる可能性もあると懸念を示した。丸太を砂で覆って隠したり、植林種の許可を悪用したりといった革新的な手口を編み出し、摘発を逃れて有害な活動を続けているそうだ。 違法伐採を防ぐために最も重要なのは、農民や先住民などの地域社会を巻き込んだ、包括的で持続可能な協力キャンペーンである。

森林は、都市部での気温上昇を食い止めたり、地滑りを防ぐといった重要な役割を果たす。今後同じ悲劇を繰り返さないように、住民と政府が協力して警戒を強めていかねばならない。

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