【News】エルニーニョの影響で作物に被害、ダバオ市農業事務所が計画の展開を開始

ダバオッチ

ダバオ市農業事務所(以下CAgrO)は、エルニーニョ対策計画の展開を開始した。 今月の4月の時点で、エルニーニョによって合計5,161,611ペソの被害が出ている。 乾燥期によってトゥグボク、マリログ、カリナン、パキバトの地区で合計93.33ヘクタールの作物が被害を受けた。

CAgrOの所長であるエドガルド・ハスペ氏は、「極端な暑さが原因で、土壌が非常に早く乾燥してしまった。植物も早く枯れてしまった」と述べた。 パキバト地区では、少なくとも75人の農民が72ヘクタールのトウモロコシ畑の被害を報告している。また、トゥグボクとカリナンの9ヘクタールの稲田が干上がり、23人の農民に影響を与えた。さらにマリログとカリナンの10人の農民は、12.33ヘクタールの高額な作物への被害を報告している。

これからこのような事態を改善していくひとつの方法として、灌漑施設を増やしていくことが挙げられる。現在、パキバトとマリログで今年実施予定の進行中のプロジェクトがあるとハスペ氏は述べた。 これらのプロジェクトは、地域の100人以上の農民に利益をもたらすと予測されているそうだ。 その他の乾季の予防措置としては、マリログに466個、パキバトに80個、カリナンに42個の雨水を集めるシステムがある。加えて、新しいスプレッター60台と水ポンプ60台が今後の対策として準備されており、残っている水ポンプなどを農民が要求した場合には借りることができるようになっている。

まだまだ暑い日々が続くことが予測される。これ以上被害が拡大すると農産物の価格が高騰する可能性もあり、農民も住民も気が抜けない状態だ。

【News】エルニーニョ現象で、とうもろこしなどの作物が値段高騰の恐れあり

【News】広がるエルニーニョの被害、灌漑設備の必要性高まる

【News】ダバオの情報ポータルサイト「ダバオッチ」でサポーター募集開始!

  ニュース記事をもっと見る

Hello world tours

ビザ・レンタカー・通訳・翻訳なら | ダバオの日系旅行会社