アボイティス・インフラキャピタルの水事業の一つあるアポ・アグアは、ダバオ市水道局(以下DCWD)の生産能力を倍増させるバルク給水プロジェクトを開始した。
施設の運転開始後、ダバオ市の100万人以上の住民は、飲料水を24時間いつでも利用できるようになった。 アポ・アグア処理場の処理能力でDCWDの供給需要の70%を賄い、残りは地下水から供給する。プロジェクトが完了する前は、各家庭は必要な供給量のほとんどを地下水源から得ており、それは鉱物のために通常黄色がかった色をしていたという。施設の稼働後は透明な水の使用が可能になった。
また、施設が完全に稼働する前、約23%の人々が断続的な供給を受けていたが、プロジェクトにより、24時間給水が行われるようになった。施設によって給水が行われている際は他の井戸からの供水は停止し、それらの井戸は水を貯え、万が一施設が停止した際に、それらの井戸から給水が行われるそうだ。 マルコス大統領は、このプロジェクトはダバオ市に大量の水の供給を可能にするだけではなく、市民の生活の質も向上させると述べた。
経済成長、雇用創出、市民の生活水準の向上を促す点でこのプロジェクトは私企業と公共の協力関係が持つ深い可能性を示している。 さらに、プロジェクトによるパニガン・タムガン集水域の保護と維持、および集水域内の数百ヘクタールの管理と再生に対する取り組みが、環境を損なうことなく、発展を追求できることを示すと主張した。
いまだ断水する地域があり、安定していないダバオの給水事情。プロジェクトの活躍に期待が高まる。
【News】ダバオ市水道局、バルク給水プロジェクトをフル稼働させても断水が起こると予想