皆さんこんにちは!ダバオッチのホノカです。3月に入り今年もダバオ市制記念日をお祝いする、「Araw ng Dabaw(アラウ・ナン・ダバウ、ダバオの日)の季節がやってきました!Araw ng Dabawとは8月に開催されるカダヤワンと並んで、ダバオの大規模なお祭りの1つです。
3月の1ヶ月間、ダバオ市民が集い、踊り、騒ぐイベントが続いて行われる大盛り上がりのお祭りです。ダバオ市外からも観光客が集まります。さまざまなイベントに参加し、ダバオ市民がダバオという故郷を愛していることが伝わってきました!そんな大盛況のAraw ng dabawの様子をお届けしているので、ぜひ楽しんでご覧ください!!
Araw ng Dabawスケジュール
今年のAraw ng Dabawは3月1日のオープニングミサから17日のパレードまで、市内のさまざまな場所でイベントが開催されました。多様性都市ダバオの一体感を祝うためのお祭りということで、イベントの内容も様々です。
さらに今年の3月1日は金曜日でしたが、Araw ng Dabawのための祝日になり多くの人が集まってお祭りの幕開けを祝いました!2月中から市のあらゆる場所でAraw ng Dabawを宣伝する看板がたち始め、市民もワクワクしていました。
筆者はこのうち1日の開会式(Pasiugdang Pagsaulog)、14日のAraw ng mga Empleyado、16日のSayaw Dabawenyo、17日のパレード(Parada Dabawenyo)、13日から17日まで開催されたフードフェスティバルに行ってきました!
開会式
3月1日の15時にオープニングミサが行われた後、Pasiugdang pagsaulogという開会式が17時半から19時まで行われました。会場は市庁舎前のサンペドロスクエアで行われ、市庁舎もAraw ng Dabawの装飾がされていました!
会場周辺もお祭りモードで、風船や綿菓子など日本のお祭りとも似ているような雰囲気を感じます。そして、今フィリピン国内で大流行中の、頭につけるひよこも沢山売られていました!子供から大人までみんなひよこを頭につける謎の流行です笑
17時半に会場に入るとすでに前方は多くの人で埋まっていました。まずは国歌斉唱やダバオを紹介する映像鑑賞が続き、ダンスチームによるダンスで会場は大盛り上がり!そしてダバオのアーティストたちによる、「Dabaw,Dabawenyo」のライブがあったんですが、このAraw ng Dabawの期間中、常に耳にしていたダバオ市民のための歌なのですが、一度聴いたら忘れられないリズムでずっと口ずさんでしまうような、明るくて素敵な曲なので、ぜひ聴いてみてください!!
そしてダバオのセバスチャン・ドゥテルテ市長によるスピーチが行われました。これからのダバオ、そしてダバオ市民の可能性について熱い気持ちを語り、会場を大いに沸かせました!会場のボルテージは最高潮!音楽にノリながら、Araw ng Dabawの開幕を告げる、楽しい開会式となりました。
Araw ng mga Empleyado
Empleyadoとは従業員を意味します。従業員の日ということで、この日は仕事を休んで楽しもう!という日です。3月14日にリサール公園にてさまざまな職種の方が、チアリーディングやズンバやダンスなどで披露し、カテゴリーごとにパフォーマンスを競いました!子供だけではなく、大人もお祭りに参加し盛り上げているのが、フィリピンのお祭りならではだと思います!
8時から14時まで行われたんですが、筆者が到着した11時にはもう全ての団体が披露を終えて順位発表待ちでした、、。
筆者のようにパフォーマンスを見逃してしまったという方向けにAraw ng Dabawの公式Facebookでは、各種イベントの録画がアップされているのでぜひご覧ください!
参加チームのダバオ市社会福祉開発局(CSWDO)、市民セキュリティユニット(CSU)やダバオ市保健局(CHO)などお堅い職業の方々が羽を伸ばして楽しんでいる姿が素敵でした!
たまたまチアダンス部門の順位発表の時に目の前にいた、Sangguiang Panlungsodが優勝したので、優勝を手にする最高の瞬間を間近で観ることができ、筆者も大興奮でした!ちなみに準優勝はダバオ市保健局(CHO)でした。
いつまで経っても青春を味わえるイベントがあるのはとても羨ましいなと思います!
Sayaw Dabawenyo
Sayawとは「踊り」という意味で、ダンスのジャンルごとに分かれ、競い合うダンスコンペティションです🕺8日に予選が行われ、筆者は16日のSayaw Dabawenyoのファイナルラウンドを観に行きました!場所はリサール公園です。
6時から始まる予定だったので、6時前に会場に着くと、リサール公園周辺にはヘナタトゥーの出店がたくさん並んでいました!ワンポイント50ペソと格安なので、記念にやってもらうことにしました!デザインも指定できたので、筆者はリボンを入れてもらいました🎀最初は心配していたんですが、彫り師さんの腕はピカイチです!約2週間保つそうです。皆さんもぜひ記念に入れてみてください!
フィリピンあるあるですが、予定より50分遅れてイベントが始まりました。小学生、中・高によるフィリピン舞踊のコンペティションが行われました。小学生とは思えない舞踊の技術と演技力に開いた口がなかなか閉まりませんでした、、。ダンスチームではなく、学校ごとの有志でチームが組まれていますが、こんなにもダンスが全員うまいのはフィリピンでないとなかなかみられないものだと思います。
フィリピン舞踊は各チーム衣装が凝っていてとても可愛らしかったです!振り付けは豊作を祈るようなものが多かったですが、1つ1つも違った物語をみているようでとても楽しかったです!
学年が上がると使う小道具が大きくなったり、曲も長くなったり、さらに目が離せなくなりました。
フィリピン舞踊の部が終わると続いてモダンダンスのカテゴリーになります。フィリピン舞踊の部とは異なり、一気に激しいダンスとなります。自然に声が出てしまうようなかっこいいダンスばかりです。魂のこもったダンスももちろんすごいんですが、表情にも惹きつけられてしまうようなステージでした!
各カテゴリーの優勝グループには10万ペソが授与されます。発表は緊張感が伝わってきましたが、負けても他のグループを心から祝福している姿に、チームは違えど仲間なのだなと感じました!
フードフェスティバル
13日〜17日まで、今年はリサール公園の裏で開催されたMercado Dabawenyoの他にもDamosaでフードフェスティバルが開催されました!
まずはMercado Dabawenyoですが、食べ物の屋台の他にも、野菜や植物、お土産の屋台も並んでいました!特にリサール公園でイベントが開催されている時にはどこのお店も大行列でした。筆者は複数日行ったので、色々なものを食べることができました!
トルティーヤのラップサンドは見た目のインパクトから大人気でした!さらに1つ買ったらもう1つ無料でついてくるということで2つで109ペソでした!!このボリュームで109ペソはとても安いですし、ピリ辛なソースがお肉や野菜とよく合って最高でした!
さらにここでびっくりなものを見つけて衝動買いしました!タコ入りのたこ焼きです🐙フィリピンのたこ焼きといえば、タコが入っていないことで有名ですが、タコ入りのたこ焼きは初めてみました😲
メニューにはOCTOBITSとBABY OCTOの2つがあり、筆者はOCTOBITSを頼んでみました。期待して食べたんですが、気持ち程度のタコであまりタコの味がせず、少しがっかりでしたがタコ入りのたこ焼きがフィリピンで食べられただけでも嬉しかったです笑
フィリピン料理もマストでしょ!ということで、ポークシシグのライスボールを食べました!シシグはどこで食べても安定に美味しいです!やはりどこの屋台も日本の屋台よりも安い価格設定なので安い値段でたくさんの料理を楽しむことができますよ!
外のイベント、フードフェスはとにかく暑いので冷たいシェイクも欠かせませんよね!フルーツがたくさん入ったシェイクは素材の味が生かされていて甘すぎずとても美味しかったです!バナナとアボカドとマンゴー、どれもおすすめしたいです!
続いてダモサのフードフェスティバルです!金曜日に行ったこともあって、歩けないくらいの沢山の人で溢れていて、席も満席でした!Mercado Dabawenyoよりも屋台が沢山あって大規模でした!
そしてフィリピンのフードフェスには音楽が欠かせません♪生演奏を聴きながら美味しいご飯を食べることができます。
日本料理、韓国料理、中華などなど各国の料理が集まっていましたが、筆者は豚の丸焼きを意味する、レチョンのライスボールを食べました!ジューシーでボリューミーなのに99ペソとお得でした!
他にはアイスクリームを食べました。なかなか珍しい味のアイスが沢山あって悩みましたが、ソルトキャラメルと抹茶にしました!本当はバニラレーズンとアボカドにしたかったんですが、フィリピンあるあるの品切れで購入できなかったので、また見かけたらチャレンジしたいと思います。
Parada Dabawenyo
3月17日(日)の朝6時からお昼までという長い時間、ロハス通りから、サンペドロ通りのリサール公園までをダバオ市民が歩くパレードです!7時ごろ会場に着きましたが、少し始まっている時でちょうどいい時間でした!観客よりも警察の数の方が多かったので安心感がありました。
学校や会社、地域団体などの組織ごとに分かれて、同じ衣装を着て歩いたり、パフォーマンスをしたりとパレードをします。今年は300を超える団体が参加しました。歩いている側も観ている側も全員が楽しんでいて、活気に満ちていました!
マクドナルドや海軍、LGBTQの団体など、参加者は本当に幅広いです。皆さん自由に楽しんでいて、全員が主役でした!
小学校ごとのマーチングバンドはとても見応えがあり、パレードが一気に華やかになります。歩きながら、重い楽器を持ったり、演奏したりはとても大変だと思うのですが、息の揃ったパフォーマンスでした!
3月15日にはミスダバオを決める、Mutya ng Dabawが開催されたんですが、その参加者たちもフロートに乗ってやってきました。ミスダバオの方々は皆さんオーラがあって美しかったです!
特にサンペドロ側は、場所によって人がすれ違うのがやっとであるほどの混雑具合なので、ロハスからサンペドロに向かうまでの道でいい場所を見つけてパレードを観るのがおすすめです。Araw ng Dabawの最後を飾るのにふさわしいイベントでした!
まとめ
2024年のAraw ng Dabawの様子をお届けしましたがいかがでしたか?Araw ng Dabawの全てのイベントを紹介したいくらい、おすすめイベントが目白押しなので、気になったものがあればぜひ来年以降に参加してみてください!
ダバオ市民がダバオ市民であることを誇りに思っていて、子供から大人までダバオを好きであることがよく伝わり、そんな様子をこのAraw ng Dabawを通して近くで体感することができてとても嬉しかったです!
8月にはダバオで最も大規模なお祭りである、カダヤワンが開催されます!日本のお祭りとは全く雰囲気の異なる、ダバオらしさ全開のお祭りに皆さんも足を運んでみて欲しいと思います!
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