ロドリゴ・ドゥテルテ前大統領は、過去と現在の政権の資源と税金の使い方に大きな失望を抱いており、ミンダナオイニシアチブを復活させる計画を明らかにした。ミンダナオイニシアチブの目的はミンダナオ島がフィリピン共和国から分離独立することである。
2024年1月30日、記者会見でドゥテルテ氏は、前下院議長で現ダバオ・デル・ノルテ第1区選出のパンタレオン・”ベボット”・アルバレス下院議員が率いるミンダナオ指導者を再編成し、ミンダナオ構想を推進したいと述べた。
一方、この記者会見でドゥテルテの隣に座っていたアルバレス氏は、このイニシアチブが推進されることに楽観的な見方を示した。数年前、FPRRDの娘サラ・ドゥテルテ副大統領と激しい確執を繰り広げたアルバレスであるが、シンガポールがマレーシアから独立した時の例を挙げて彼らの分離独立計画は流血沙汰にはならないと語った。
ミンダナオ島には天然資源、農業、さらに良い統治ができる多くのリーダーも揃っているので、独立したミンダナオ島が成功しない理由はないと彼らは確信している。この話がどこまで現実味を帯びてくるのか分からないが、ドゥテルテ氏が今のミンダナオ島を取り巻く政治に満足していないのは明らかである。
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