【News】ダバオ湾、投棄された漁具などの危険物によって海洋資源に危機が迫る

サマル島ビーチ

放棄、投棄された漁具(ALDFG)は海洋汚染と密接な関係があり、海洋生物多様性、特に熱帯雨林に例えられるサンゴ礁に大きな脅威を与えている。国連食糧農業機関と国連環境計画(UNEP)の共同報告書によると、海洋生物には約64万トンの廃棄物が散乱しており、海洋ごみの10%を占めると推定されている。

11月25日、ダバオ湾ダイバーズ(DGD)と環境天然資源省(DENR)は、コピアット島のプンタ・ノースで、漁民が放棄した約100メートルの網を回収した。ダバオ湾は、308,000ヘクタールに及ぶ繁茂したサンゴとヒドラサンゴ礁の本拠地であり、ミンダナオ島の海洋生物の重要な一部であり、世界の生物多様性ホットスポットのひとつに分類されている。しかし2006年の報告書によると、ダバオ湾のサンゴ礁は著しく劣化し、ハクジラ、イルカ、ジンベエザメ、ウミウシ、絶滅危惧種のウミガメなどの海洋野生生物に脅威を与えている。

ダバオ地方だけでも、海洋資源を管理、保護、保全するために、漁業が制限された5,945.85ヘクタールの海洋保護区/魚類保護区が75カ所あり、地元で管理されている。これらの地域は、プラスチックだけでなく漁具による汚染にも直面しており、犯人を特定するのは困難である。

かつての生分解性素材で作られた網とは異なり、ナイロンのような現代の合成素材は何百年もの間、海中に残留する可能性がある。これらの網が壊れると、海洋生物がプラスチック片を摂取し、水中に毒素を放出する。この問題に対処する法律がある一方で、誤った漁業者を追跡する確実なシステムがないため、個人の責任が最も重要になる。ダバオの海を守るには一人一人の意識が重要なのである。

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