【特集】あんなものやこんなものまで!?日本の中古品を取り扱うダバオのお店を探索!

Japan Surplus

皆さんこんにちは!ダバオッチのミズキです。ダバオにはジャパン・サープラス(Japan Surplus)といって、日本で買い取った中古品を売るお店が何店舗かあります。しかし、一口に中古品と言っても、どういう商品がどのくらいあるのかは、お店に入ってみないと全くの謎。

そこで今回は満を持してその謎を解き明かすべく、ダバオ市内のジャパン・サープラスのお店を3店舗まわってきました。予想通りの品から、「どうしてこんなものが?」という驚きの品まで発見されたので、色々紹介していきます!ぜひ最後までお楽しみください。

TAKUMA JAPAN SURPLUS

1店舗目はオフィスからほど近い、しかしなかなか立ち寄れずにいたこちらのお店です。多分オーナーの方が日本出身なんだろうなあというお店の名前ですね。

外には1個10ペソの食器や服、ぬいぐるみ、バドミントンのラケット、一輪車、酒器などなどが陳列されていました。中には「こんなの日本で売ってる?」みたいなのもあり、じっくり見ると結構面白いです。

「感謝」「ありがとう」の陶器瓶。セットでしょうか。一番下の段には秘伝のタレが入っていそうな壺が売られていました。

中に入ると、バッグや置き物?オブジェ?みたいなものの割合が増えます。店内は、「おばあちゃんの家」のような、歴史を感じる匂いがしました。

ツノ付の盾(たぶん)に、謎の馬のオブジェ。この角度で見下ろされるとゾッとするような”圧”を感じます。写真を撮りながら、呪いのオブジェだったらどうしようと恐ろしかったのですが、幸運にも今のところ無事です。

店内にも食器コーナーが広く取られています。しかし外の食器と違うのは、揃いの食器がたくさんあるところでしょうか。おそらく日本で閉店したり、食器を入れ替えたりした飲食店やホテル、旅館などから回ってきたものでしょう。ダバオで日本食レストランを開く人などが、まとめて買っていくのかもしれません。

靴も売っています。下にあるのはローラースケートの靴……と思いきや、スキー靴も入っています。雪の降らない常夏のこの島で、一体誰がこれを買うのでしょうか。日本に旅行と言っても、大体のスキー場で靴や板、ストックはセットで貸し出されているのに。まとめ売りで仕入れたと思われます。

花器も充実しています。フラワーアレンジメントのレッスンなどがあるのでしょうか。あるいはレストランなんかのインテリアになるのかも。箪笥や籐椅子などの家具も売られています。まあまあのお値段です。

最後はおもちゃ。ミニ4躯のセットや、もやしもんのオリゼーのフィギュア(?)が置いてありました。遥々ダバオまで流れ着いてしまったようです。これから彼らはどこへいくのでしょうか。

と、こんな感じで、要約すると「物が多めのおばあちゃん家デラックス」みたいな品揃えでした。ここを基準に、次のお店からは、店ごとの雰囲気と気になる商品をピックアップしていきます!

Buenas Japan and Korean Surplus

続いては、日本と韓国の雑貨を扱うこちらのお店です。先ほどのお店より店内が見えやすく、開放的です。

家具コーナーの割合半分ほどと、先ほどよりかなり高め。ベッドもかなり綺麗な状態で置かれています。仕入れたばかりなのでしょうか。ぬいぐるみコーナーには、年々容量を増やしていることで有名な麦茶の大きなぬいぐるみが。抱き枕にちょうど良さそうですね。

目を引いたのは、額縁や絵の多さです。謎のお茶談義や、有名なトリックアートの写しなんかがここまで流れ着いていました。重なりすぎて1枚1枚見ることは叶いませんでしたが、ジャンル問わず絵や写真なんかが入っていて、誰かしらには刺さるだろうという幅広さ。

お布団や座布団もかなり量がありました。この暑いダバオで、誰が買うのだろうという疑問が頭を過ります。しかし、冷房がキンッキンに効いた部屋でふかふかのお布団を被ることを至高とする派閥もあると聞きます。そのような方にはかなりありがたいお店と言えるでしょう。お隣は日本の小学生が避けては通れぬ鍵盤ハーモニカ、いわゆるピアニカです。そういえば筆者の家のピアニカは今どうしているのでしょうか……。

食器は統一感よりもバリエーションに舵を切ったラインナップ。給湯ポットや漆塗りの重箱、お盆も売られていました。そして今度はスキー靴だけでなくスケート靴まで。そういえばマニラのSM MOAにはスケートリンクがあります。1回2時間滑れるみたいですよ。

そして、なんとしても紹介したかったのがこちら。倒れるだけで腹筋ワンダーコア。これと全く同じものが、かつては筆者の実家にもあったのです。静かに倒れて静かに起き上がる。楽に腹筋が鍛えられる。今から30分以内のお電話で驚きの〇〇円!ある時期の日本で一世を風靡したワンダーコアも今は昔。盛者必衰の理とはこういうことですね。

Japan and Korean Surplusという看板のお店でしたが、割と日本成分濃いめの商品展開でした。意外とこういうところにお気に入りの絵が埋まっていそうだなあという雰囲気。見て回るだけでも懐かしい気持ちになれました。

GEMO Trading

最後はバイパス道路の近くに店を構えるGEMO Trading。一際大きさが目立ちます。この日は日曜日だったからなのか、とても賑わっていました。また、価格帯の明記された表示も、このお店独自の物です。家具の販売に力を入れているようですね。

入り口付近にはまたしてもワンダーコア。しかも大きい方です。ショッピングセンターやホームセンターに行くたびに「これ欲しい」と全国のお子様に言わしめた筋トレグッズ。まさかダバオで2回も遭遇するとは。どれだけのワンダーコアが海を超えているというのでしょうか。正統派の鎧兜も、実はここが初対面。端午の節句を思い起こさせます。少子化の影響や引っ越しや何やらで、今は手放してしまうお家が多そうですね。

ピアノも何台か売られていました。ピアノって、要らなくなっても粗大ゴミにするのにちょっと罪悪感を感じやすい気がします。お隣のお人形も、捨てようと思えば捨てられなくもないのですが、なんだかもったいなくて、申し訳なくて、あとやっぱりちょっと怖いですよね(笑)。

トロフィーやカップの類は、よく見るとボウリングやゴルフばかり。確かに大人の大会はトロフィーなんかを用意して本格的にやりそうですよね。食器売り場は棚ではなくテーブルに並べるタイプ。レトロで可愛いデザインが多かったです。

そして地球儀と、雑多なファイルや何かしら。子育ての跡が見えるようです。先ほどのピアノや日本人形(お雛様も複数セットを含む)なんかもそうですが、子育てが終わった途端使わなくなるもののなんと多いこと。さんすうセットや小学生の絵の具セット、朝顔とミニトマトでしか使わない青い鉢植えなんかも、もしかしたらどこかのJapan Surplusにあるような気がしてきました。

比較的状態の良いものが多かったので、棚系の家具や昭和レトロの可愛い食器をお求めの方はここが良さそうです。

まとめ

想像していたよりかなりジャンルを問わない日本のものが売られていました。あんなに大きいものからこまこました割れ物まで、よく揃っているなあと感心してしまいました。とはいえやっぱり引っかかるのはスキー靴と馬のオブジェだったりするのですが……。

絵やトロフィーなんかは、商品が中古品として売られるまでの経緯を想像してみるのも楽しいです。ダバオは日本とは歴史的にも強い結びつきがありますが、今もこのように日本の面影が感じられる場所が多い街です。というのを抜きにしても単純に面白いので、ちょっと時間が余った時に、お近くのお店に入って時間を潰してみるのも良いかもしれませんね。

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