【News】ジェネラルサントスのマカール港、2024年までに「全面操業」を目指す

バンケロハン公設市場の様子
生鮮食品

南コタバト州のレイナルド・タマヨ・ジュニア知事は、ジェネラルサントスの港「マカール港」が、ソクサージェン地方へのさらなる投資参入を促進するため、「来年(2024年)までにフル稼働での操業」を開始するとの意向を明らかにした。

7月第2週の州議会演説でタマヨ知事は、同州の大口投資家候補は、施設不足のために玄関口のマカール港を利用できず、敬遠してしまっていると語った。マカール港に十分な操業能力がないため、原材料はダバオ港を経由せざるを得ない状況になっている。同様に、出荷の際も、南コタバト州からの製品がダバオ港を経由して他の場所に出荷されているという。

タマヨ知事によると、南コタバト州開発評議会は、第12管区(ソクサージェン地方)地域開発評議会(以下RDC-Soccsksargen)に対し、マカール港の一刻も早い全面運用を求める決議を提出した。同氏は、RDC-Soccsksargenとフィリピン港湾局(以下PPA)は、この必要性を認識していると語った。「今年か来年には、マカール港は全面操業を開始する」という。

北コタバト州のエミルー・タリーニョ=メンドーサ知事が議長を務めるRDC-Soccsksargenでは、マカール港を最大限に活用するために必要な施設の整備を推進しており、現在の港の容量がこの地方への投資機会を遠ざけていると指摘する。「時間が重要だ。ただ待っているだけではいけない。我々はすでに多くの機会を失っており、これ以上失い続けるわけにはいかない」とメンドーサ知事は声明で述べた。

現在、ジェネラルサントスの港は、南コタバト州、コタバト州、スルタンクダラット州、サランガニ州から国内外市場へ出荷される農水産物の主要な玄関口としての役割を果たしている。しかし、マカール港にはギアレス(船にクレーンなど荷役機器がない)の貨物船に対応する施設がないため、ソクサージェン地方の農林水産業の主要な事業者は停泊を断念している。そのため、これに対応するための施設や設備に大規模な投資が必要であるというのがRDC-Soccsksargenの見解だ。

2022年11月にマニラで開催された特別会合で、PPAののジェイ・ダニエル・サンティアゴ局長は、ソクサージェン地方の主要関係者から寄せられた懸念を受け、マカール港の開発を優先させることを約束している。

ジェネラルサントスはフィリピンで最大のマグロ水揚げ量を誇る。「ツナ・キャピタル」とも称されるこの都市で、肝心の港の容量が足りないのは、非常にもったいないことだ。2021年にも一度改修工事が完了していたが、さらなるアップデートでミンダナオ南部の農水産業がますます促進されるだろう。

【News】ダバオ国際空港の改修工事は次の政権へ持ち越し、ドゥテルテ大統領が言及

【News】ジェネラルサントスの漁港封鎖で3億ペソの損失

ニュース記事をもっと見る

Hello world tours

ビザ・レンタカー・通訳・翻訳なら | ダバオの日系旅行会社