【特集】フィリピン最高峰アポ山の秘境にあるコーヒーの名産地に行ってきた話

バイクに乗り換えてアポ山に向かう

バスを降りるとバイクタクシーをしている人々がいるので目的地を伝えて連れて行ってもらいます。

目的地のプルートは山奥で帰りのバイクが捕まえにくいため、目的地に滞在中も待機してもらいました。

一日中、後ろに乗せてくれたバイタクのお兄ちゃん

今回6時間を拘束したため、交渉して値段は500ペソでした。また、アポ山へのバイクに行くときには日焼け対策と砂埃を吸わないためのマスクをオススメします。上級者はこのような格好でも良いでしょう。

Pistacia Mindanao Coffee Export, Inc 代表の太田勝久さん

アポ山に住むプルートの人々

やっとコーヒーの名産地プルートに到着!!

ちょうど、地区のお祭りがあり、それぞれの家に人が集まり、ご飯を食べ、お酒を飲み、素敵な時間が流れていました。

こんな山奥なのに、若者が多い!賑わっています。

聞くところによると、プルートの名前の由来は冥王星。付近にはジュピタやネプチューンという地名もあります。人々は山を開拓し、畑で野菜を育て生活を営んでいます。今でも、新しい道を切り開き、新しい農地を開拓している人々です。

しかし、急斜面に野菜を植えることで、有機物がほとんど流れ出てしまい、土砂崩れや野菜が育たなくなる現象に繋がっています。このような環境を回復させようと、アポ山の保全活動としてしっかり根を張るコーヒーの栽培が行われるようになりました。

アポ山の気候と、コーヒーの相性がよく、サザコーヒーのファーストクラスにも選ばれる高品質の豆を作っていると太田さんは説明してくださいました。今では、フィリピンを代表するコーヒー農家を輩出する地域にまで育っているそうです。

2018 年 第 3 回フィリピンコーヒー会議のコンテストアラビカ部 門で 左から2位、6位のコーヒー農家

長い年月を掛けて作っているコーヒーが売れるようになってから、家をリノベーションしたり、新しい家具を新調したり出来るようになったと明るく話してくれました。

アポ山から湧き出る水も飲ませてもらいました。恐る恐る飲んでみると…

めっちゃ美味しい!

街で売っているミネラルウォーターより美味しかった!!この秘境の地で生産されているMt. Apoなどフィリピン国ミンダナオ島産のコーヒーは、Pistacia Mindanao Coffee Export, Inc.が生産地に足を運んで集めて日本に出荷しています。