東南アジアにおける平和構築の実践を後押しするため、2年間にわたる広範な多国間協議プロセスを経て、7月11日、ダバオ市内のウォーターフロント・インシュラーホテルで「平和のための原則(Principles for Peace、以下P4P)東南アジア」が発足した。この発表は、「バンサモロ和平プロセスへの支援の再構築と再活性化」をテーマとし、バンサモロ和平プロセスに付随する実質的な支援を復活させるためにP4Pをどのように活用するかについての調査が行われた。ミンダナオ島を拠点とする地方支援機関Initiatives for International Dialogue(以下IID)のガス・ミクラット事務局長は、このP4Pが和平と紛争予防の取り組みを根本から再構築し、長期的な和平への道筋を描くことを目指す、新たな原則・基準・指標の実施を促進するものであると説明した。平和のための中核的原則は全部で8つ。尊厳、連帯、価値基盤としての謙虚さ、統合的かつハイブリッドな解決策の強化、補完性の採用、行動の指導的枠組みとしての多元主義の促進、説明可能な安全保障としての正当性の強化である。これらは、持続可能で合法的な平和に向けた新たな道筋を描くため、包括的かつ柔軟な議論を促進することを目的としている。「我々は、この考えがミンダナオ全土に浸透し、枠組みとして、あるいは価値基準として使用されることを願っている。これはミンダナオに限らず、他の和平プロセスでも同様だ」とミクラット氏は付け加えた。今回のP4Pの発足に際しては、グローバルな参加型イニシアチブということで、東南アジアやヨーロッパから、学術会、信仰に基づく組織、市民団体、国際非政府組織(INGO)、フィリピン政府関係者、大使館、支援機関から約200人が一堂に会した。ダバオからバンサモロ自治地域には昨年から「友情ルート」というバス路線が開通しており、ダバオにとっても関係のあるニュースだ。今回のP4P発足に際してはさらに広い視野が取り入れられていることから、今後の和平プロセスの進展にも注目が集まっている。
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