在ダバオ中華人民共和国総領事Li Lin氏は、今年中にダバオ市と中国の間に強固な協力プロジェクトを立ち上げると述べた。同氏によると、現在、人的交流と経済交流両方を目的とした本プロジェクトを具体的に話し合うための会議を取り付けている段階だという。更に並行して、どのように既存の姉妹都市関係を実りのあるものにしていくかも議論しているという。
現在、ダバオと姉妹都市を結んでいる中国の都市は南寧市(Nanning)、新疆(Xinjiang)、中正区(Zhongzheng)の3つである。更に、同氏は「私は両国民に潤沢な利益をもたらすより強固な経済的結びつきを期待している」と、ダバオ市の中国人コミュニティーが春節のお祝いムードの中新年への期待を付け加えた。
また、ダバオ市情報局長によると、中国はこれまでもダバオ市の発展のために一役買っていたため、ダバオ市議会もまた両国間の姉妹都市関係の維持・強化を望んでいるという。フィリピン政府は現在、中国との交流・協力に対して非常にオープンで、農業部門の発展にも期待が高まっている。同氏は「私たちは既に我が町のドリアンを中国に輸出していますし、他の産業に関してもプロジェクトが発足しています」と期待のコメントを寄せた。
ダバオ市と中国はこれもでも友好な関係を保ってきたが、更に具体的なプロジェクトが成されるとはとても楽しみだ。兎年が両国にとって更なる飛躍の年になることを願いたい。