2022年3月18日(金)、ミンダナオ島ジェネラルサントス市の保健当局は今後数カ月以内にソクサージェン地方(第12地方)でデング熱患者が大量に発生するかもしれないと注意喚起を発令し、住民に対しデング熱に感染しないための対策を徹底するよう呼び掛けた。
保健省(DOH)ソクサージェン地方支部の高官は、プレスカンファレンスにて、過去ソクサージェン地方では2010年、2013年、2016年、2019年にデング熱感染者の流行が確認されており、感染者三年周期で増加する傾向にあるパターンに基づいて、今年はデング熱感染者が急増することに備える必要があると述べている。
同官によると、デング熱感染は一年のうち6月、7月、8月にピークに達することが多く、ソクサージェン地方では2022年1月1日から3月12日までに既に300名の疑わしい症例と、3件の死亡を確認されており、昨年の同時期よりも症例、死亡例が今のところ少ないものの警戒する必要があるとしている。
保健省(DOH)ソクサージェン地方支部は、今年に入ってから最もデング熱感染者が多い地域として、サランガニ州が93件、南コタバト州が76件、北コタバト州が63件、ジェネラルサントス市が55件等と報告している。また、2021年には合計3,871件のデング熱感染者と22件の死亡を確認していると発表している。