【News】サラ・ドゥテルテ=カルピオ市長、最後の「施政演説(SONA)」で感謝を述べる

サラ・ドゥテルテ市長

3月17日、ダバオ市長のサラ・ドゥテルテ=カルピオ氏は、自身最後の「施政演説(SONA)」に臨んだ。サラ市長は2022年5月の選挙で副大統領選に出馬するため、市長としてダバオ市民に送る最後のメッセージとなった。どのような言葉を送ったのだろうか。

まずサラ市長は、これまでの功績について触れた。2016年9月から2022年2月にかけて、保健、インフラ、災害対応、子ども、社会福祉などの分野で、行政・民間企業において118か所が表彰されたという。そして、この功績はダバオ市役所だけでは成しえなかった、すべてのダバオ市民のおかげだと感謝を述べた。そして、この5年の任期でおこなわれた事業は、ダバオ市の全員で共有した夢や情熱、犠牲、そして価値に影響されたものだったと語ると、「しかし、今日は、正式に言わせてください。心を込めて。さようなら」と別れの言葉を述べた。

その後、5月に出馬する選挙に触れたサラ市長は、「これは私の翼をもっと大きく羽ばたかせ、もっと高くまで飛び、新たな高みに到達するための挑戦です。仲間であるフィリピン人の力を借り、私たちの愛する国のために」と語った。

次にサラ市長が語ったのは、市民と、共に働いてくれた人たちへの感謝だった。「すべてのダバオ市民に心から感謝します。2007年当時、シャイで未熟だった私がここまで立派になれたのは、皆さんが見守ってくれたからです。翼を授けてくれたのも、飛び方を教えてくれたのも皆さんです。皆さんの愛のおかげで、今日の私がいます」サラ市長は、このように感謝を述べた。

また、市長として働いているとき、「ダバオ市民の屈強な精神に勇気づけられた」とも語った。「私たちは、力、元気、勇気を目に見えるものにしてきました。そして、自分たちを疑う人、できないという人、私たちがくじけるのを見たいという人、それらをすべて投げ払ってきました。ダバオ市民が諦めるなんてありません。私たちの血や肉には、勝つという気持ちがあふれています」と語った。これに続けて、「ベストを望む皆さんのために働くことは、喜んでくれない神様に尽くすようなこともありました。眠れなかったり、悩んだりしたこともあったけど、皆さんが私を選んでくれたことを誇らしく、とても、とても誇らしく思っています。皆さんの記憶だけでなく、歴史にも残ったことを非常に光栄に思います」と語った。

そして、次に市長になる人も、市民をしっかりとリードしていくと述べ、施政演説を終えた。

ドゥテルテ大統領のバトンを受け、ダバオ市長として5年も責務を全うしてきたサラ市長。次なる高みを目指し出馬を決めた副大統領選まで、あと2か月ほどだ。

ダバオ市長選には現副市長のセバスチャン・ドゥテルテ氏、弁護士のRuy Elias Lopez氏、医師のJoseph “Hans” Elizalde氏、そしてTeodoro Pena Mantilla氏が出馬する。市長選の動向にも注目したい。

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