非政府自然保護団体のInterface Development Interventions(以下IDIS)のMary Ann Fuentes氏は、ダバオ市の企業経営者に対し、環境保護の貢献に向けて都市部の緑化を検討するよう促している。
Fuentes氏は、都市の緑化とは、人口密度の高い都市部で食糧を栽培し育てることだと説明。また、ダバオ市の小区域開発プロジェクトには、敷地面積の10%を樹木といった植物に当てるなどの緑地化を義務づけた条例がすでにあるが、その他の企業も都市部の緑化の空間を設けるべきだと述べた。
都市部の緑化は小規模な事業所でも実現可能であり、土地面積が限られた企業も、立体緑園の取入れも検討でき、それらが美化にもつながるそうだ。
IDISはここ数年のダバオ市の急速な経済成長に伴い、さらなるインフラが需要となっているため、ダバオ市民が環境について今一度考慮することを望んでいる。まずは人々が理解できるよう緑地への支持や推進に力を入れ、企業経営者に都市部緑化の利点を積極的に促進していくのがIDISの考えだ。
事業所間での都市部の緑化を推進することは、ダバオ市民の環境意識を高める理想的な方法である。また、持続可能な緑化活動を実践している施設を認識することで、IDISの支持はさらに高まると言える。