2022年の選挙を控える、ダバオ市長で副大統領選に出馬するサラ・ドゥテルテ=カルピオ氏は、これまでの市長としての経験が副大統領になったときに生きると演説した。また、なぜマルコス氏とペアを組んで選挙に出るかについてもコメントした。
2月8日、Bulacanのフィリピンアリーナでおこなわれた演説にて、サラ市長は、共に出馬する大統領候補のマルコス氏と共に「知恵を経験に恵まれている」と述べた。
そして、9年近く勤めてきた市長としての経験について言及すると、ダバオ市はフィリピンで最も競争力のある4都市に入り、これは疑いようのない事実だと述べた。さらに、2022年までにダバオ市は借金を完済する見込みであることも明らかになっている。これに加え、市では人権に関する抗議もなく、Paquibato地区では4年にわたり平和活動「Peace 911」もおこなわれていると語った。同地区は暴動の影響があったため、住民に行政サービスの提供や、生計を立てるためのプログラムがおこなわれた。サラ市長は、宗教や民族といった壁を乗り越えるため、さまざまな取り組みをおこなってきたと伝えたのだった。
また、マルコス氏とペアを組んだことについては、「大統領としての素質を信じているから」だとコメントした。
しかしながら、この日、父であり現大統領であるロドリゴ・ドゥテルテ大統領の姿はなかった。以前、ドゥテルテ大統領はマルコス氏のことを「弱いリーダー」だと呼び、不満をあらわにしたこともあった。
これから選挙活動も本格化してくることだろう。