2022年3月8日(火)、シンガポール民間航空庁(CAAS)が新型コロナウイルスワクチン接種完了者を対象に、相互に隔離なしの渡航を可能とする「ワクチン・トラベルレーン(VTL)」の対象となる国・地域の追加を発表したことにともない、フィリピンとシンガポール間のフライトが軒並み増便となりそうである。
シンガポールのフラッグキャリアであるシンガポール航空は、2022年4月1日からシンガポールからダバオ、セブ間のフライトを一日一便の予定で再開すると発表した。発表されたフライトはSQ906便でシンガポールを12時35分に出発し、ダバオに16時10分に到着する。到着後50分の乗り継ぎ時間を経て、同便はセブに向かい18時に到着し、セブに到着した機体は、18時50分にセブを出発し、22時35分にシンガポールに到着予定となる。
ワクチン接種完了者を対象に、相互に隔離なしの渡航を可能とする「ワクチン・トラベルレーン(VTL)」の対象者はシンガポールに到着後、7日間の隔離期間を免除されるが、対象者はWHO(世界保健機関)が認証しているワクチンを接種して14日が経過していること、「ワクチン・トラベルレーン(VTL)」が認められている国のワクチン接種証明(英語)を持っていること、出発時間から48時間以内に受けたPCR検査の陰性証明があることが条件となる。
同ルートはシンガポール航空以外に子会社のScoot(スクート航空)が既に運航を開始しているが、Scoot(スクート航空)は引き続きシンガポールからダバオ、セブ間の運行を続けるため、シンガポールからダバオ、セブ間のフライトは4月から1日2本となる予定である。