【News】一時隔離および監視施設、すでに「2,674床の病床」を確保

ダバオ市内

2022年を迎えてから徐々に新型コロナウイルス感染者が増えているダバオ市では、すでに感染者の増加を予想して備えをしているところだ。ダバオ市の一時隔離および監視施設(TTMF)では、すでに2,674もの病床を確保している。

ダバオ市長のサラ・ドゥテルテ=カルピオ氏は、1月10日に出演した災害ラジオで、Covid-19タスクフォース医療班がプレゼンテーションをおこない、クリスマス休暇期間に大勢で集まったことで新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されると明らかにしたと述べた。その後、サラ市長は「感染爆発が危惧されていますが、準備は万端です」と言葉にした。

1月9日現在、ダバオ市の陽性者数は433名となっている。1月1日は0人だったが、2日に2名、3日に16名、4日に32名、5日に24名、6日に67名、7日に99名、8日に120名、そして9日に77名と、このわずかな間に感染者数が増えている。サラ市長は、「デルタ株感染の間使っていたTTMFがまだ使えるので、コントロールできています。誰も患者がいないときには一時的に閉鎖していましたが、感染拡大が懸念されるので再度開けました。準備万端です」と語った。

また、病床数についても言及すると、「病床数は同じままです。これ以上増やすことはできません。デルタ株感染の時も病床を増やしたかったが、医療従事者が足りませんでした。限界があるというのが、デルタ株感染拡大の時分かったことです。だから追加のケアをしなければなりません。新型コロナウイルスへの対応能力を拡大しています(ワクチン接種のこと)」と語った。

ダバオ市でもあらたな感染の波が危惧されている。しかし、今回はワクチン接種をほとんどの市民が終えていて、一時隔離施設の病床にも余裕が見られる。ダバオ市の新型コロナウイルスへの構えは、デルタ株感染拡大のときよりも余裕があるように見える。

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