【News】マニラ首都圏の感染者増加でダバオ国際空港到着時のPCR検査証明義務化に再び議論

PCRテスト

2022年1月4日(火)、マニラ首都圏で新型コロナウィルス感染者が増加していることを受け、ダバオの医療従事者でつくる団体の代表はオミクロン株の感染者をダバオ市内に拡大させないためにも、ダバオ国際空港到着時に搭乗者全員に課していたPCR検査の陰性証明書提出義務を再度導入すべきであるとコメントした。特に無症状の感染者が乗客にどのくらい含まれているのかわからないため、事前にPCR検査を受けてスクリーニングするのが最善な方法であると述べている。

一方、フィリピン南部医療センター(SPMC)の医師は、陰性証明提出は支持するが、ダバオ国際空港到着時に乗客全員に対してPCR検査の陰性証明書提出を求めることよりも、感染者が爆発的に増加しているマニラ首都圏やビサヤ諸島からダバオ市内へ国内旅行を計画している人々の入境を規制する方がより効果的であるとコメントしている。

SPMCによると、市内における新型コロナウィルス患者のための病床数はまだ余裕がある状況で使用率も問題ないレベルであるという。しかし現状マニラ首都圏で爆発的な感染拡大が起きている状況を鑑みると、1月末までに感染者が急増する可能性が高いと予想しているという。昨年12月31日時点でSPMCのICU病床使用率は21.67%で60床あるうちの13床のみが使用されており、一般病棟の病床使用率は23.38%で308床あるうちの72床が埋まっている状態であるということだ。

ダバオ市のサラ・ドゥテルテ市長は1月3日(月)に地元のラジオ番組に出演し、現状ではダバオ市は昨年11月16日に停止したダバオ国際空港到着時のPCR検査陰性証明書提出義務化を求めることは考えていないと述べている。また、ダバオ市観光事務所(CTOO)所長のテクソン氏もマニラ首都圏に限らず、ダバオ市内に入境する人、国内旅行者に対して旅行制限をかけることは考えていないとコメントした。

ただ、クリスマスホリデーシーズンを終え、ここ数日マニラ首都圏の感染者は倍々で増加傾向にあり、今月末にはダバオ市内も感染者増加が予想されることからも現在の警戒レベル2、規制緩和が維持されるのか、あるいは警戒レベルが上がり規制が強化されていくのか、注視していく必要がありそうである。

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