【News】フィリピンに渡って活躍した義足の日本人ボクサーの物語が映画祭で国際賞に

ボクシング
GENSAN PUNCH

2021年11月24日(水)、右足が義足のため、日本でのプロボクサーの資格が得ることができず、2005年にフィリピンへ渡りプロボクサーになるため挑戦を続けた、日本人の土山直純氏をモデルに、困難の先に人生を見いだしていく感動ストーリー「Gensan Punch」が第26回釜山国際映画祭でキム・ジソク賞を受賞し、11月30日(火)には東京国際映画祭でも上映された。

タイトルにある「Gensan」はミンダナオ島ジェネラルサントス市の略称で、国民的英雄マニー・パッキャオの故郷としても有名な街である。映画のストーリーは、義足のため日本でのプロボクサーへの道が閉ざされた津山尚生(ナオ)がフィリピンへ渡り、元チャンピオン、ルディの指導を受けながら挑戦を続け、くじけず目標に向かう実在のボクサーをモデルに、彼を支える異国のコーチ、仲間たちの姿を描くヒューマンドラマである。

監督の巨匠・メンドーサ氏が日本で撮影するのは、北海道ロケの中篇「SHINIUMA  Dead Horse」(『アジア三面鏡2016:リフレクションズ』第1話)に続いて2本目。本作ではいっそうフィリピンと日本のコラボレーションを進展させ、沖縄と福岡での撮影に加えて、主人公ナオ役の尚玄、母親役の南 果歩、フィリピン人俳優のロニー・ラザロらが重要な役割を果たしている。

映画のアイディアは物語のモデルとなった土山直純氏の友人で今回主演を務める俳優の尚玄で、製作までに7年もの歳月を費やした。来年からの日本の劇場でも上演予定であり、フィリピンではHBOチャンネルで今月12月9日から放映予定である。

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