クリスマスまであと1か月となった。新型コロナウイルスの感染状況も落ち着いているため、ダバオ市の多くの人が、大勢で集まってクリスマスを過ごせることを期待しているだろう。しかし、サラ市長の答えは「まだ禁止」というものだった。
ダバオ市災害ラジオの毎週おこなわれている番組にて、サラ市長は、Covid-19タスクフォースとのミーティングにて、会議やイベントなどの集まりについては警戒レベル2下では許可されなかったと述べた。そして、まだ「不要」となっているので、会場を貸したり、レストランでのイベントを開催したりも同様だと述べた。サラ市長は、「警戒レベル1になってすぐに変更になるかは分かりません。しかし、レベル2では、タスクフォースの管轄班によれば会議やイベントなどの集まりは含まれていない」と語った。
11月21日、保健省ダバオ支部によると、ダバオ市の新規感染者数は3名であった。現在も感染している人の数は302名となっている。このように、ダバオ市では感染者数がさらに少なくなっており、サラ市長も「政府が警戒レベル1にする場合に備え、ダバオ市では準備ができており、これはつまりレベル2と比べて移動制限がさらに和らぐということだ」と述べた。そして、「和らぐのであれば、喜んで受け入れる」と述べた。
新規感染者数が一桁に落ち着き、以前と比べずいぶん安心して移動ができるようになっている。しかしながら、サラ市長は、市民に警戒を呼び掛けており、ウイルスと接触する高いリスクをともなうため、パーティーやモールなどの混みいった場所に行くのは避けるよう呼び掛けた。
また、Covid-19タスクフォース・ダバオのMichelle Schlosser氏もまた、この件に言及し、Covid-19タスクフォースとまた別の会議をおこなう予定で、新しい制限ではパーティーを許可するか否かを話し合うと述べた。そして、「集団で集まること、特にクリスマス休暇中でのパーティーなどを許可するか話し合います。許可するのであれば、市民の皆さんに従ってもらうためのガイドラインを作成します。許可されたのであれば、リスクが高いかを確認しなければなりません」と語った。また、政府の出しているガイドラインと差異が出ないようにするためにも、ダバオ市のガイドラインの調整をおこなう可能性があることにも言及した。
感染者数減が続いているものの、まだパーティーなどの集まりは許可されていない。このまま感染リスクの低い状態が続き、基本的な感染対策を継続すれば、もしかしたらクリスマスにみんなで集まることができるのかもしれない。続報を待ちたいと思う。