現在、ダバオ市が所有するPCRテスト検査施設は故障や人員不足が原因で稼働できていない状態だ。しかし、そのひとつであるLos Amigo検査センターは、通常どおりの運用を再開することができた。これで濃厚接触者の検査は再開されるが、二次および三次感染者の検査は南フィリピン医療センターの再開を待っている状態だ。
Los Amigo検査センターが閉鎖した原因は、職員の新型コロナウイルス感染であった。その後、消毒作業がおこなわれ、感染した職員の代わりとなる職員が入ったことにより、同検査センターは再開することとなった。
Covid-19タスクフォース・ダバオのMichelle Schlosser報道官は、同検査センターの復旧によりリスクの高い人(濃厚接触者およびインフルエンザに似た症状をした人)へのPCRテストが継続できると述べた。これまでPCRテストは、南フィリピン医療センター(SPMC)の検査キット不足や機械の故障により数が制限されていた。Schlosser報道官は、今週、もしくは来週までにはSPMCの設備も全面復旧してくれればと思っていると述べている。
また、二次および三次感染者の中で検査センターでのPCRテストを受けることができない人たちは、民間の検査センターで結果を知ることができると、同報道官は述べた。しかし、新型コロナウイルスらしき症状が出ている人は優先検査の対象となるため、直接検査センターに行ってもかまわないとも述べた。
SPMCの検査センターも復旧すれば、以前のように二次および三次感染者へのPCRテストが再開されることになるだろう。