【News】新たな条例が可決、PCRテストや追跡調査に協力しないと罰則に

8月17日、ダバオ市議会で新型コロナウイルス(Covid-19)の追跡調査やPCRテストへの協力を拒んだ人への罰則が条例として可決された。ダバオ市の感染対策に協力しないことで、正式に罰則が課されることになる。その内容について、この記事ではお伝えしていきたい。

今回可決されたのは「ダバオ市のCovid-19陽性者との接触者(一次、二次、三次)にPCRテストを義務化する条例(原文: An Ordinance Providing For Mandatory Reverse Transcription Polymerase Chain Reaction (RT-PCR) Testing of All F1, F2, and F3 Contacts of an RT-PCR Confirmed Positive Case of Covid-19 in Davao City)」である。議会での可決を終え、現在はサラ市長のサインを待っている段階だ。サインが入り、新聞での報道がなされてから10日後には、同条例は効力をもつことになる。

条例によると、PCRテストが義務化となるのは、ダバオ市内のCovid-19感染者(F0)、一次感染者(F1、F0の濃厚接触者)、二次感染者(F2、F1の濃厚接触者)、三次感染者(F3、F2の濃厚接触者)である。また、テストの日付は地区の保健所によって決定されることや、F1が陽性となった場合はF2もF1と同等の扱いとなり、14日間の隔離とPCRテストの受診をしなければならないことが記されている。さらに、PCRテストは市の保健所が無料で提供すること、F2とF3はインフルエンザのような症状であれば隔離措置を取らなくてよいが、自己観察、基本的な感染対策を確実におこない、症状があれば報告することとも記載がある。

また、罰則に関する記載については、PCRテスト、隔離措置、追跡調査に必要な正確な情報の提供を拒んだ場合に罰則があると述べられている。その程度は感染者のカテゴリーで異なり、F0およびF1は5,000ペソの罰金、F2は罰金が3,000ペソ、F3は罰金が500ペソとなっており、留置のみ、もしくはその両方が課されることもある。

この条例を提案したMebel Acosta議員は、フィリピン全体が大変な状況なのに、PCRテストを拒む人がいるのでこの条例を提案したと述べた。そして、「もし協力しないというなら、それは事実上犯罪です。家族や兄弟、親類、そしてフィリピン全体を危険に陥れているのです。ウイルスを他の人たちに移しているのです。ですから、PCRテストを受けるよう指示されたら、従わなければなりません」と語った。

現在世界中で脅威となっているデルタ変異株の感染力は強く、たった一人でも自由に行動できてしまえばたちまち爆発的に感染が拡大する。この条例があることで、これ以上大きな感染の波が起きないことを願いたい。