【News】デルタ変異株の感染拡大が懸念されるも、酸素は十分にあると発表

ダバオ地方でも、日々刻々とデルタ変異株の感染者が発見されている。同変異株の感染力は強く、日本各地でもこれまでに見なかった感染拡大が続いている。また、インドやフィリピン・セブでは酸素が足りなくなる事態にも陥ったことは記憶に新しい。しかし、ダバオ地方では準備ができているようだ。

南フィリピン医療センター(SPMC)のRichardo Audan院長は、人工呼吸器や酸素カニューラといった器具が十分にあるとコメントした。8月9日現在のデータによると、49あるCovid-19患者用人工呼吸器のうち24が使用可能であり、Covid-19ではない患者用人工呼吸器は120のうち64が使用可能となっている。また、酸素カニューラについては、Covid-19患者用が25のうち11、Covid-19ではない患者用が12のうち9が使用可能となっている。

これだけ十分な余力はあるが、Audan院長は、インドやセブなどで発生した酸素ボンベを買い求める人でごった返すような、ダバオ市が経験したことのないような危機に備えてさらに準備しているという。酸素については、SPMCには酸素プラントが2つあり、計6台の機械がフル稼働しているという。この状態であれば、1日に873トンの酸素を製造することができる。

しかし、1日に1,123トンの酸素を消費することを考えると、他にも供給源が必要となってくる。これについては、8月に圧縮酸素プラントが稼働することになっていて、酸素300トン分のボンベを作れるようになる。

さらに、同院長は、酸素を市内のクリニックにも配ることを計画していた。これはFood and Drug Administration (FDA)に許可されなかったものの、2021年の初めには人工呼吸器10台を他の病院に既に提供している。

また、ダバオ市長のサラ・ドゥテルテ=カルピオ氏も、私立病院に人工呼吸器4台を供与したと述べている。酸素ボンベについても、FDAが市内の在庫を調査している。さらに、販売店にCovid-19の感染拡大に備えるよう呼びかけるだけでなく、ダバオ市で酸素プラントを建設し、運営することも考えていると語った。

デルタ変異株の感染力は計り知れない。その爆発的な感染拡大に、ダバオ市はチームで備えているところだ。