【News】ダバオ市内の一時隔離および監視施設を一部閉鎖へ

ダバオ市の新型コロナウイルス(Covid-19)の状況が改善されていることを象徴付ける出来事があった。ダバオ保健所は、病床率が落ち着いてきたことを受けて、6箇所の一時隔離および監視施設(TTMFs)を一時閉鎖すると発表した。

ダバオ保健所のAshley Lopez医師は、4月14日、元々18箇所あったTTMFsを12箇所に絞って運営していると語った。そして「4月13日現在、TTMFsには病床が1200床あり、そのうちおよそ260床が使用中となっています。病床率は19.5%となっており、低いと言えます」と語った。また、一時閉鎖されたTTMFsの医療職員は、別のCovid-19関連施設へ移動する予定だという。さらに、今回の一時閉鎖期間中には、TTMFsの修繕やメンテナンスもおこなわれる予定だという。

続けてLopez医師は、南フィリピン医療センター(SPMC)の現状についても言及し、こちらも病床率が20%を下回っていると語った。その内訳は、Covid-19用一般病床380床のうち100床以上が使用中、Covid-19用ICU病床は35床のうち19床が使用中となっている。TTMFsや中枢であるSPMCの病床率から、市全体で病床稼働率が落ち着いていることが分かる。

私立病院にも動きがあった。ダバオ市長のサラ・ドゥテルテ=カルピオ氏は、複数の私立病院は、Covid-19患者の受け入れを一時中止し、全員SPMCに移送することを会議で決めたことを聞いたと、先日発言している。つまり、SPMCを再びCovid-19対応の唯一の病院とするよう話し合いをもったということになる。これに対し、サラ市長は、今後の感染拡大を見据え、私立病院も病床を確保しなければならないと語っている。

この一連のやりとりに対し、Lopez医師は自身の見解を述べ、SPMCにCovid-19患者を集めたほうが、都合が良いと語った。「都合が良いというのは、変異ウイルスの感染が確認された場合を考えてのことです。一箇所に集まっていたほうが、変異ウイルスの動きを留めるのに都合が良い。これが市長の仰ったことです。Covid-19患者全員をまとめるという考えは正しいのです」と語った。

変異ウイルスの感染力は強く、一度感染が広まってしまえば指数関数的に広がってしまう。次の感染拡大に備え、ダバオ市は行動しなければならない状況だ。