【News】事業所のQRコードスキャンが条例で必須に、違反者には罰金も

ダバオ市では、新型コロナウイルス(Covid-19)の主な感染要因として「職場内感染」が挙げられている。そのような中、第19回ダバオ市議会では、職場の出入りの際に新型コロナウイルス追跡システム(Safe Davao QR)のスキャンを怠った場合に罰則が課されるという条例が提案された。

この条例により、各事業所はQRコードのスキャンが必須となり、従わなかった場合は罰せられることになる。また、同条例を提案したMelchor Quitain Jr.議員は、インターネットがないというのはQRコードのスキャンを怠ってもよいということにはならないと言及した。Quitain議員は、「SafeDavao QRはオフラインでもスキャンできるようになっています。スキャンしたデータはインターネットがつながった時に送れるようになっているからです」と語った。この条例は6月15日火曜日、審議に入るように決まっている。

ダバオ市では、5月に入ってから感染拡大が続いている。特に職場内感染が多く、食事中のソーシャルディスタンスを守らないこと、定員以上の人が室内にいることが原因になっている。また、先日市内では、コールセンターで大規模なクラスター感染が発生し、およそ400名がCovid-19に感染したことが分かっている。職場の感染対策は、ダバオ市の喫緊の課題といえる。

また、コロナ禍に入ってすぐに導入された食料品・医薬品パス(FMパス)については、今後は使用しない方針であることも発表された。ダバオ保健所のAshley Lopez医師は、「SafeDavaoQRは、すでにFMパスの代わりのようなものです。現在の制限で十分だと思う」と語った。

しかしながら、QRコードが使用されていない現状が見られるため、QRコードの使用を厳密に求めていく必要があるとも語った。Ashley医師によると、一部の事業所では建物を出るときにQRコードのスキャンがされていないという。スキャンがおこなわれないと、濃厚接触者の一次感染者および二次感染者を見つけることができない。そして、対象者にPCRテストを受けるよう要請ができなくなり、Covid-19保有者の動きを止めることができない。市内の感染拡大を阻止するためにも、事業所のQRコードをスキャンするよう求めることが必須といえる。

ワクチンもダバオ市に着々と届いている。ワクチン接種がさらに進み、一日でも早くコロナ禍前の日常が戻ってくればと思う。