2021年6月7日(月)、ダバオ市は市内における新型コロナウィルス感染者増加に伴い、6月5日(土)から6月20日(日)までのおよそ2週間、省庁間タスクフォース(IATF)の勧告に従い、4段階中上から2番目の修正を加えた、強化されたコミュニティ隔離措置であるMECQにしたことを市のウェブサイトで公表した。
省庁間タスクフォース(IATF)の規定によると、MECQとなった都市では生活必需品の購入や仕事以外の外出が制限される他、18歳以下及び65歳以上の外出は基本禁止される。また飲食店の店内営業や観光施設のオペレーション、さらにはジム、フィットネスクラブ、スポーツ施設の営業も禁止されることになる。
また、ダバオ市は市の職員44名が新型コロナウィルスに感染したと公表した。これに伴い、市庁舎の一部を6月13日まで封鎖することを決定した。ダバオ市コロナ対策本部は市保健局に対して、市庁舎でのウィルス拡散を防ぐために、市庁舎を封鎖することを勧告していた。
ダバオ市保健局によると、今回感染が確認された市の職員らは主に税収に関わる部署や市民登録を行う部署であったと報告している。同じ庁舎に属するとして財務部、商業部、副市長事務所、市議会オフィスなども同じく6月13日にまで封鎖されることになった。
市は、市庁舎の一部が閉鎖されている間は、市庁舎の各出張所で業務は継続されるとしている。そのためダバオ市民に対してどの出張所に行けばよいか等、事前に連絡するか、SNS等で最新の情報を確認してから訪問してほしいと呼び掛けている。