感染者のあぶり出しにより感染拡大を阻止しようとしているダバオ市では、綿棒を使ったPCRテストを受けることができる会場を増やす対応を取っている。そして、クロコダイルパークに設置した検査会場について、2021年11月17日まで設けることも決定した。
現在、ダバオ市では感染者の二次接触者および三次接触者を対象にPCRテストをおこなっている。テストの対象となる人には新型コロナウイルス(Covid-19)感染対策アプリであるSafe Davao QRから通知がいくようになっており、クロコダイルパークもしくはSta.Ana Health Centerで検査を受けることになる。
今まではSta. Ana Health CenterでしかPCRテストを受けることはできなかった。しかし、市内でPCRテストを受ける人が増えてきたことを踏まえて、クロコダイルパークでも同テストを受けることができるようになった。市民からは場所が分かりやすい、風通しがよいとして好評とのことだ。
クロコダイルパークでPCRテストがおこなわれ始めた背景として、市長令18によるPCRテスト拡充が挙げられる。この市長令が出た際、5月8日から公共交通機関の乗務員を対象にクロコダイルパークでPCRテストがおこなわれたのだった。テストはドライブスルー形式でおこなわれただけでなく、対象となった民間企業の従業員へのテストもおこなわれた。そのため、民間企業からはクロコダイルパークでPCRテストをおこなったことについて、好意的なフィードバックが寄せられたという。
クロコダイルパークでのPCRテストは毎日午前8~11時におこなわれ、予約なしで検査が必要な人が対象となる。また、Sta. Anta Health Centerでは月~金曜日の午前8時~午後5時におこなわれ、予約が取れている人が対象となる。また、TibungcoのバランガイIlang、CalinanのバランガイTalomo River、およびバランガイToril Properに、ダバオ市は検査会場を設けている。さらに、各地区の保健所にも同会場を設けようとしているところだ。
感染対策であるPCRテストの拡充が、ダバオ市では進んでいるようだ。