【News】サラ市長、市民へCovid-19感染拡大の警鐘を鳴らす

サラ・ドゥテルテ市長

5月17日月曜日、災害ラジオに出演したサラ・ドゥテルテ=カルピオ市長は、市民に「新型コロナウイルス(Covid-19)の感染拡大に備える」よう警鐘を鳴らした。しかしながら、パニックにはならないでほしい、ワクチン接種は継続したいといったコメントも出している。

サラ市長は、コロナ対応の中心を担うAshley Lopez医師との会議に出席し、そこでダバオ市内のCovid-19感染者数が増えているという報告があったと述べた。そして、この兆候は、以前に市内でCovid-19感染が拡大したときに似ているという。サラ市長は、「Lopez医師は感染の規模が大きいとは言及していませんが、Covid-19の感染者数が増加していることは明らかです。市内の病院や一時隔離施設(TTMFs)の利用者も増えています」と語った。そして、市内のCovid-19感染者数が増えていることに関連し、市民に冷静に行動するよう再度呼びかけた。

5月16日日曜日の新規感染者数は95名で、合計709名がCovid-19に感染している。また、うち46名が回復し、4名が亡くなっている。サラ市長は、市民に基本的な感染対策にも協力するよう呼びかけた。マスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保、手洗いの慣行、生活に必要な目的を除いた外出を控えるなど、これまで呼びかけてきた内容だ。また、病院や一時隔離施設、およびそこで働く医療従事者が感染者のサポートにあたるとも述べた。

感染拡大の危惧があるなか、サラ市長はワクチン接種を急ぎたい考えだ。これについて、サラ市長は、「イタリアの事例から分かっているように、1回目の接種をしただけでもCovid-19に絶大な効果をもたらすことが知られています。より多くの人がワクチンを打てば、さらに感染者数は減ります。市内のワクチン接種をさらに進めていければと考えています。さらにワクチンが到着するという話も聞いていますので、市内のワクチン接種を急いでおこなう必要があるのです」と語った。

前回と違うのは、感染対策もしなければならないが、ワクチン接種も並行しておこなっていることだ。ワクチン接種が進めば、状況は必ず変わってくる。今自分たちにできることをしていきたいと思う。