世界各国のパスポートについてビザを必要としない旅行の自由度を測定している英国ロンドン拠点のヘンリーパートナーズ社は、パスポート・インデックス2021年グローバルランキングを自社のウェブサイトに公表し、フィリピンは77位、日本は単独1位になった。
今回の発表ではフィリピンのパスポート所持者は66か国ビザを必要としない渡航が可能とされ、調査対象の110か国中77位となった。2020年は74位で3ランク下落したが、西アフリカのカーボベルデ諸島およびドミニカ共和国へビザなしでの渡航が新たに可能になった。
フィリピンパスポートの過去のランキングは、2016年から5年連続で70位台を推移しており、目立った変化はない。ASEAN諸国に関してはビザを必要としない移動が可能であり、その他いくつかの中東諸国、アフリカ諸国、中南米諸国、南太平洋諸国などへビザを必要としない訪問が可能となっている。
一方、日本は191か国へのビザを必要としない滞在や旅行が可能であり、2位シンガポールの190か国、3位ドイツ、韓国の189か国を抑えて単独1位となった。日本のパスポートは2018年以降4年連続で1位をキープしている。ランキングは4位がフィンランド、ルクセンブルク、イタリア、スペインの188か国、5位がオーストラリア、デンマークの187か国が続いている。