【News】ダバオ国際空港に到着客待機用の追加施設を準備

ダバオ国際空港

25日(金)、公共事業道路省(DPWH)ダバオ支部は、新型コロナウィルス感染拡大で一般人の利用が制限されているダバオ国際空港に飛行機で到着し、検疫を受け、結果が判明するまでの間に乗客が待機しなければならない新たな施設を準備すると公表した。

同省報道官によると、ダバオ国際空港に到着した乗客はPCR検査の結果が判明するまで空港内に待機させる必要があるため、1億ペソの予算を計上して、空港沿いの土地1.92ヘクタールの敷地内に200戸のプレハブと400床のベッド数を兼ね備えた、追加の待機施設を準備するという。1戸のプレハブにはベッド2床が配置される予定だ。

追加の待機施設は今年の12月までに完成し、利用が開始される予定であり、プレハブ自体は現在マニラ首都圏から輸送中であるという。待機施設の建設工事準備は既に進められており、プレハブが首都圏からダバオに到着次第、速やかに工事が開始される予定である。

ダバオ市は、ダバオ発着の商業フライトを増便するため、ダバオ国際空港に到着した乗客が検疫後、結果が判明するまで待機する場所を合計1000床準備するという目標を掲げている。既に待機施設は、旧ダバオ国際空港の敷地内に100床のベッドと400名が待機できるテントなど、1.2億ペソをかけて先月、確保されているが、施設を追加することでより多くの乗客を受け入れることが可能となる

ダバオ国際空港では、全ての到着客に対して出発時刻から72時間以内に発行されたPCR検査の陰性証明の提出を求めている。陰性証明がない乗客は到着時に検査を受け、検査結果が判明するまで空港が指定する待機施設で過ごさなければない。陰性証明を持つ、また検疫で陰性が確認された乗客は14日間の自主隔離が必要であるが自宅等に戻ることが許可されている。