【News】ダバオ市発着のバスが増便へ

2020年12月14日、ダバオ市陸上輸送ターミナル(Davao City Overland Transport Terminal 以下DCOTT)は、ダバオ市内外をつなぐバスの直行便が増えると公式に発表した。これまでも数区間のバスは復旧していたが、今回さらに運行区間が追加されることになった。

DCOTTの駅長であるアイサ・ウソップ氏は、フィリピン運輸省傘下のLTFRBダバオ支部から、ダバオとジェネラル・サントス市を結ぶ便の運行に関する、特別な許可が下りたと語った。またその前には、レイテ州のタクロバン市、オルモック市、およびスルタン・クダラット州のTacurong市の政府が、ダバオ地方との直行便を許可したことも明らかにした。今年8月の初めに再開したカラガ地方との便や、9月の終わりに再開したルソン島からのバスに続いての運行再開となる。

現在、新型コロナウイルス(Covid-19)対策として、バスはターミナル間の直行便のみを運行している。また、ソーシャルディスタンス確保のため、乗車率を最大50%に抑えている。

SCOTTは、コロナ禍の前とでは乗客数に大きな隔たりがまだあると語っている。コロナ禍前は1日に平均して35,000~40,000人が利用していたが、コロナ禍の現在は1日に7,500人ほどしか利用していない。また、バスの本数も1日に平均して300本しかないとのことだ。

不必要な移動が許可されていないダバオ市では、コロナ禍前のような状況に戻るまで時間を要するだろう。